茨城町BPを2車線で 大洗友部線 大洗町の歩道は来年度に設置(大洗友部線改良同盟会)

[2017/11/17 茨城版]
 大洗町、鉾田市、茨城町、笠間市の2市2町で構成する主要地方道大洗友部線改良促進期成同盟会(会長・山口伸樹笠間市長)は14日、各首長らと県土木部の富永幸一部長を訪ね、大洗友部線の整備促進に関する要望書を手渡した。このなかで県は、大洗町大貫町の歩道設置を来年度にも完了させるとともに、茨城町で事業中のバイパス整備は暫定2車線で来年度から工事に着手する方針を示した。また、鉾田市箕輪地区は来週にも地元説明会を開催し、詳細設計を説明して調査のための土地立ち入りに理解を求めると明らかにした。

 大洗友部線は、大洗町を起点に鉾田市、茨城町、笠間市を東西に結ぶ総延長約33kmの主要地方道路。観光地と観光地を結び、国道51号、国道6号、国道355号に接続する重要な幹線路線であるとともに、東関道や常磐道、北関道に至るアクセス道路、さらには緊急輸送道路としての役割も担う。

 これまでは幹線道路へのアクセス道路として整備が進められ、25年3月には大洗町神山地内のバイパスも供用されたが、依然として一部区間に幅員狭小、屈曲、歩道未設置など改善を要する箇所が多く残っており、山口会長は「それぞれの地域にとっては大変重要な道路」と訴えて整備促進に向けた来年度予算の確保など協力を求めた。

 同盟会の要望箇所は6カ所。大洗町の小谷隆亮町長は、南小学校や南中学校の通学路となっていながら歩道が未設置となっている大貫町の延長250mと成田町の890mで歩道設置を要望し、「危険な状態で通学している」と早期の対応を求めた。

 鉾田市は箕輪地区で、涸沼駅手前の県道下太田鉾田線とのT字路交差点部のバイパス整備を要望した。茨城町は、海老沢・神宿・駒場地区で延長2800mの現道拡幅の早期事業化と、小鶴・越安・蕎麦原・駒渡地区で整備中のバイパスの早期完成を要望した。

 笠間市は、橋爪地内の未改良区間550mの整備を要望。山口市長はまず、延長200mの工事に着手したことに感謝し、「残る区間は涸沼川の河川改修とあわせて宍戸橋の架け替えが必要になってくるが、一刻も早い整備を」と訴えた。

 これら事業箇所の状況は、県水戸土木事務所の伊藤敦史所長から報告した。大洗町大貫町の歩道設置については「本年度から用地買収を進め、今月中に全て取得の見込み。工事は先行して擁壁の部分を進めており、来年度は事業費を確保してできるだけ早く整備を完了させたい」と意気込みを示した。また、成田町の歩道については「大貫町を最優先に取り組んでおり、その進捗状況によって今後の事業化などを検討したい」と述べた。

 茨城町の海老沢・神宿・駒場地区は「隣接してほ場整備が計画されていることもあり、調整を進めながら、最優先箇所となっている小鶴・越安・蕎麦原・駒渡地区の状況を見て今後の事業の展開を検討していきたい」と話した。

 小鶴・越安・蕎麦原・駒渡地区のバイパスは、事業区間延長3130mのうち茨城中央工業団地から茨城町運動公園までの優先区間約1300mについて「残る難航地権者が1人となり、なんとか暫定2車線で工事ができそうなので、現在、修正設計を進めている。なんとか来年度には工事に着手したい」と明らかにした。

 また、残る茨城町運動公園から国道6号までの区間についても「本年2月に地元説明会を開催して理解を得ていることから、年度内に用地測量を開始したい。埋蔵文化財調査のための樹木伐採などにも着手したい」と報告した。

 笠間市の橋爪地区は「200mの区間はほぼ工事を完了しており、残る区間の用地買収は約6割。引き続き涸沼川の河川改修と連携しながら、用地をまとめて工事に入っていきたい。この進捗を見ながら、宍戸橋の架け替えなども検討していきたい」と説明した。

 鉾田工事事務所の柏崎元治次長兼道路河川整備課長は、鉾田市箕輪地区の状況を説明。この箇所は28年2月の地元説明会で事業再開の了解が得られ、28年度に地形測量や概略設計を行っている。「本年度は路線測量や詳細設計を進めており、地元関係機関との調整も調ったことから、来週にも詳細設計などについて地元説明会を行いたい」と明らかにした。

 最後に富永部長は、「地元の協力が事業を早める一番の鍵であり、地元とよく調整して用地取得をできるだけ早く進めたい」と協力を求めるとともに、「予算については所要額を要求し、必要な額を確保できるようがんばっていきたい。また全体の予算確保も、国の交付金を活用している事業がほとんどあることから、国にも地元の強い声を伝えていただきたい」と話した。

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