国体までに交差部整備を 取手豊岡線BP 常総市が県に要望

[2017/11/18 茨城版]
 常総市は15日、県庁で主要地方道取手豊岡線バイパスの整備促進を求めて富永幸一土木部長らに要望書を提出した。この路線の整備要望は以前から行ってきたが、31年の国体開催を控え、会場として予定している「きぬ総合公園」周辺の道路整備を急ぐ必要があることから、今回初めて取手豊岡線単独の要望活動を行った。県は国の補助事業で進めるため、より有利な補助事業のメニューを見つけて早期整備にできるだけ努力すると答えるに留まった。

 今回の要望には神達岳志市長のほか、常総市議会の多くの議員をはじめ、県議会から地元選出の飯田智男議員や金子晃久議員も参加した。

 要望に先立ち神達市長は、「鬼怒川の西側の幹線道路として整備を進めているが、常総市にとって長い懸案の事業。軟弱地盤対策が必要で、既に当初の計画予算の倍以上を追加している」と現状を説明。県の整備区間について「市が整備している鹿小路細野線と同時開通を期待していたが、そういう状況でなくなっていることから、常総市をあげて要望にうかがった」とあいさつした。

 続けて「圏央道も開通したことで、近くにある坂手工業団地や内守谷工業団地は拡張して積極的に企業誘致を図っているが、このことからも道路の改修を求める声が高まっており、ぜひとも予算確保をお願いしたい」と強く求めた。

 取手豊岡線バイパスは鬼怒川ふれあい道路の一部を成す道路で、常総市が整備している都市計画道路鹿小路細野線の先線として、水海道有料道路までの延長2.6km、幅員25mで計画する。

 これまでに、区間の中ほどを横切る国道354号より北側の延長1.1kmは平成9年に供用しており、現在は国道354号より南側の、鹿小路細野線と接続する1.5kmの整備を進めている。

 常総市は鹿小路細野線について、合併市町村幹線道路緊急支援事業で整備を進め、取手豊岡線現道から600m区間を28年2月に供用。そこから南側の1.1kmは本年度に、さらに南側の2kmは30年度にも供用を開始する予定となっている。

 今回の要望では、この30年度の供用開始を踏まえて、取手豊岡線現道から北側に国道354号までの区間の早期整備を求めるとともに、茨城国体の開催までに取手豊岡線現道と鹿小路細野線を結ぶ交差部を整備することを求めた。

 これに対し県は、この区間は地盤が悪く事業費が多大となるとの見通しを示し、財源的にも国の補助事業で進める必要があると指摘。より有利な補助事業のメニューを見つけて、できるだけ早期整備に努力すると答えた。

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