元吉田町に移転改築 南消防署庁舎 34-35年度の2カ年で建設(水戸市)

[2017/11/21 茨城版]
 水戸市消防本部は、老朽化し耐震性に問題のある南消防署の庁舎について、現敷地が狭あいなことから移転改築する。移転先の選定を進めてきた結果、このほど開かれた市議会の文教福祉委員会に、候補地として元吉田町の市有地など敷地面積約3300平方mを提示した。市は来年度にも基本計画を策定し、31年度の設計策定、32・33年度の造成工事、34・35年度の本体工事を計画している。

 南消防署は、城南1丁目の敷地面積519平方mに立地している。昭和52年に設置された消防庁舎は、RC造4階建て延べ824平方mの規模。ここには指揮隊車、水槽付消防車、屈折梯子車、救助工作車、救急車が配置されている。

 21年に実施した耐震診断の結果、構造耐震指数(Is値)が1階部分で0.45と、要耐震化の判定を受けている。また、現施設を耐震補強するには機能スペースの確保が難しく、さらに施設も老朽化していることから、改築する方針を固めた。

 現在の敷地は水戸駅南口に位置し、昼間人口も多く有効な場所ではあるが、消防署の規模としては敷地が狭あいで、現敷地内での改築は困難な状況であることから、移転改築での整備が必要となっている。

 移転先については、防災活動の拠点であることを踏まえ、「移転場所」が管轄区域の状況から緊急車両の現場到着時間に影響の少ない適地であり、防災拠点としての活用できる場所であること、「敷地面積」が現南消防署の人員や車両台数などを考慮して概ね2500平方m以上であること、「出動の利便性」が各方面へのアクセスが良くスムーズに出動できることとの選定要件に基づき、候補地を選定した。

 その結果、移転候補地を元吉田町532-1ほかの雑種地、面積約3300平方mとした。現在の敷地から南東方向に約600mの距離にあり、水戸市が所有するほか、県の所有する約300平方mも含まれる。新たな消防庁舎は、25年度に改築した北消防署(緑町、RC造4階建て延べ1800平方m)と同規模の建築面積600平方m程度、延床面積1800平方m程度で建設すると想定している。

 今後のスケジュールは、30年度に地形測量や基本計画を委託し、31年度に県から用地取得するとともに基本・実施設計、地質調査、造成詳細設計を実施する。敷地の造成工事は32年度と33年度の2カ年で、本体工事は34年度と35年度の2カ年で実施する。

 なお、移転完了後の跡地利用については庁内利用を確認し、活用方策がない場合は原則として処分する考え。

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