弘道館東側用地で設計費 水戸城周辺の電線地中化に約5億円(水戸市補正案)

[2017/11/28 茨城版]
 水戸市の高橋靖市長は27日、記者会見を開いて第4回市議会定例会へ提出する議案を明らかにした。一般会計補正予算案は、衆議院議員総選挙の費用を9月28日に専決処分した第3号を報告するとともに、弘道館東側用地の設計費や弘道館・水戸城周辺地区の道路整備費など19億5410万円を追加して、本年度の総額を1193億1642万円とする第4号を提出する。なお、定例会の初日には国の給与改定に準じた市職員の給与に関する条例の一部改正案と、これに基づいて職員給与を補正する一般会計補正予算案(第5号)や各特別会計、企業会計の補正予算案を追加提案する予定だ。

 一般会計の第4号は、財政調整基金の積立金が多くを占めており、前年度実質収支の2分の1となる11億7400万円を積み立てる。補正後の総額は1293億1483万円で、これは前年度同期の1191億5909万円より101億5573万円、率にして8.5%増加している。

 主な建設関連の事業費をみると、観光施設整備事業費に委託料2520万円、工事費2200万円、用地費2億4280万円の合計2億9000万円を予算化した。弘道館東側用地を整備するにあたり、今回の補正で基本・実施設計の策定や既存建物(職員宿舎)の解体工事、および用地取得を実施する。

 市は弘道館や復元整備中の水戸城大手門などへの観光客増加に対応するため、弘道館東側用地を2エリアに分け、区域Aに駐車場機能を、区域Bに広場・便益機能を整備する考え。区域Aには普通車を概ね45台分と大型バスを概ね5台分、身体障害者用を概ね3台分設置する。区域Bにはイベント等スペースを配置するほか、トイレ(約70平方m)、休憩施設(約180平方m)、売店(約50平方m)、観光案内所(約25平方m)を整備する計画となっている。

 整備スケジュールによると、駐車場は30年度に設計を完了させて工事に着手し、31年度中の供用を予定。広場とトイレも同じく30年度に設計をまとめて31年度中に供用し、そのほかの施設は段階的に整備する。

 また市街地整備推進事業費では、委託料6000万円と工事費4億3000万円の計4億9000万円を追加した。弘道館と弘道館東側用地の間を走る上市6号線をはじめ、上市247号線や幹線市道1号線など弘道館・水戸城周辺地区の電線地中化工事を実施する。

 債務負担行為の補正は、清掃工場施設修繕工事に係る債務負担で29年度から30年度まで限度額1億2000万円と、水戸の桜まつりに係る債務負担で29年度から30年度まで750万円を追加する。

 議案はこのほか、条例の一部改正や指定管理者の指定、工事契約の締結などを提出する。工事契約案は、第三最終処分場の埋立施設や浸出水処理施設の建設、第二最終処分場覆土工事など5件の承認を求める。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.