設計固め30年度造成工 小山市のテクノパーク小山南部 道路3.1km、南端に調整池 地区計画策定し15.5ha都決へ

[2017/11/30 栃木版]
 小山市は、武井地内ほかに計画する新工業団地のテクノパーク小山南部で、30年度に造成工事に着手するため、近く実施設計を発注する。造成面積は約15.5haで、このうち工業団地の分譲面積には11.3haを試算した。すでに農振除外の手続きは完了しており、市工業振興課によると、地区計画を策定し年内にも区域と用途を定める都市計画決定を行い、用地買収を進めたいとした。同地の施設としては、地区内道路が延べ3.1kmで、4カ所の交差点を形成し、調整池は地区南端で西側に流れる大川(用排兼用水路)に排水する計画。全体事業費には約21億5000万円を試算している。

 テクノパーク小山南部は、市中心部から南東に約5kmに位置し、塚崎と東野田、武井地内に跨る約15.5haの農地を開発して工業団地を造成するもの。地区北西に新4号国道バイパス、北側を一般県道大戦防小山線、西側には小山用水の南進に当たる大川が流れているほか、南には主要地方道明野間々田線に接している。

 同地は農地でありながら、首都圏と東北地方を結ぶ大動脈の国道4号に加え、茨城県結城市にアクセスできる2路線の県道に接しており、交通の利便性とともに物流機能が高いと判断。同地を囲むように整備が始まっている県営圃場整備事業塚崎・東野田地区の換地業務で非農用地を創設し、新工業団地の開発に着手したもの。

 市は今年度当初予算に、テクノパーク小山南部造成事業特別会計を創設し、6億0900万円を予算化した。

 これから委託する実施設計では、区域15.5haに整備する道路の詳細設計として、延長1.44kmと1.24kmの1~2車線の幹線道路に加え、歩道0.41kmを合わせた延べ3.1kmの道路法線を固めるとともに、交差点は4カ所で計画した。

 整地工事に伴う詳細設計に関連して防火水槽2基を配置。調整池は県と河川協議を行い、面積や容量等を精査、今回の実施設計で確定していくとした。調整池は地区南端に計画しており、放流管を整備し大川に排水する計画。

 調整池に加え、地区内の雨水対策では、雨水管を布設。開削によりφ1200ミリ未満を300m、φ1200ミリ以上は215mを計画している。また、地区内には大川と合流する用排水路があり、改修して活用する。計画では管路としてφ1200ミリ以上、延長が395mで開削工法で整備するとした。

 市は実施設計に着手するため、これまでに造成事業に伴う自然環境調査、測量と基本設計、平面交差点における予備設計を実施。自然環境調査をダイミック(宇都宮市)、基本設計と交差点の予備設計は、都市設計(小山市)が担当している。

 市では分譲時期について、圃場整備事業の換地処分と整合を図る必要があり、現在のところ33年度を予定している。

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