拡幅改良や歩道整備を つくば野田線期成同盟会 県に要望書を提出

[2017/12/6 茨城版]
 主要地方道つくば野田線整備促進期成同盟会(会長・木村敏文坂東市長)は11月29日、県庁でこの路線の整備促進を求める要望活動を行った。当日は木村会長をはじめ、つくばみらい市やつくば市、常総市、千葉県野田市の道路行政担当者、および顧問を務める沿線地域選出の県議会議員らが参加。木村会長から要望書を手渡された富永幸一県土木部長は、「県の予算要求でシーリングを実施しない方針となったことから、土木部としても財政当局と調整しながら十分な予算の確保に努めていきたい」と述べたほか、用地難航箇所の取得についても「地元市の協力が不可欠」と引き続き協力を求めた。

 つくば野田線は、つくば市を基点につくばみらい市、常総市、坂東市を経て千葉県野田市に至る幹線道路で、近年はTX開業に伴うみらい平地区の住宅開発や内守谷工業団地の操業、常総ニュータウンの完成、さらに常磐自動車道の連絡道路として交通量が年々増大している。

 県ではこれまで、みらい平駅周辺やきぬの里などで4車線化の改良を進め、玉台橋、谷原大橋、菅生大橋も完成させている。しかしながら、県境の茅吹大橋の渋滞解消をはじめつくばみらい市区間の改良、国道294号から常総市都市計画道路鹿小路細野線までの4車線化の早期完成など、一層の整備促進が求められている。

 木村会長は、「従前から沿線5市でこの路線の要望を行ってきたが、近年は様々な要因から大変交通量が増加している」と、さらなる整備促進を要望。また「国体の開催を前に、交差点の地名表示など細やかな配慮もいただければ」と述べて要望書を提出した。

 今回の要望内容は、▽坂東市矢作から千葉県野田市の県道我孫子関宿線までの4車線化の早期実現(芽吹大橋の4車線化を含む、延長3km)▽国道294号から常総市都市計画道路鹿小路細野線までの4車線化の早期完成(延長3km)▽つくばみらい市西楢戸地内から上小目地内までの改良整備(延長2・9km)▽つくばみらい市高岡地内から小張地内までの改良整備(延長2km)──の4区間。

 坂東市矢作から千葉県野田市までの区間では、芽吹大橋がネックとなって慢性的に渋滞が発生しており、4車線化が坂東市民や野田市民の長年の悲願となっている。国道294号から都市計画道路鹿小路細野線までの区間は、国道294号小絹交差点からふれあい道路までの区間が慢性的な交通渋滞となっているほか、内守谷工業団地付近も大型車の通行が非常に多く、早期4車線化を要望した。

 つくばみらい市西楢戸から上小目の区間は、通学路でありながら歩道が連続して設置されていないため、歩道の早期整備を要望。高岡から小張の区間は2つのゴルフ場にはさまれ、大型車が容易にすれ違えない狭あいな区間でセンターラインや歩道もなく、拡幅改良事業の一層の促進を要望した。

 事業の進捗状況について県は、坂東市矢作地内から野田市県道我孫子関宿線までの4車線化で「渋滞対策毎の効果検証のためのシミュレーションを実施し、その結果をもとに本年度は効果的な短期対策を実施するための測量設計を実施する」と報告した。

 また国道294号から鹿小路細野線までの4車線化では、このうち国道294号からふれあい道路までの区間について「限られた予算であるため、交通の状況を検証し渋滞の状況を把握したうえで、事業化については検討する」と説明。鹿小路細野線からきぬの里までの区間は「常総市が30年度を目標に施工している鹿小路細野線の供用にあわせて、交差点改良工事を実施していく」と話した。

 つくばみらい市内は、西楢戸地内から上小目地内までの改良および高岡地内から小張地内までの改良でそれぞれ「つくばみらい市と協力して残る用地の取得に努め、一連の用地が取得できた区間から工事を進める」と答えて理解を求めた。

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