詳細設計で工法検討へ 鹿沼土木の121号天神町工区 電共380m、15.0mに拡幅 用補進め交差点を改善

[2017/12/15 栃木版]
 県は鹿沼市天神町地内の国道121号約380mの道路詳細設計と電線類共同溝(CCBOX)の予備設計をまとめ、幅員を15.0mに拡幅し電線類共同溝を整備するほか、国道293号との天神町交差点を改善する。現在は用地調査を進めており、30年度には用地補償に着手する見通し。県鹿沼土木事務所によると、用地補償の進ちょくや関係事業者との協議を踏まえ、電線類共同溝の詳細設計を発注するとし、コンパクトでコストが縮減できる浅層埋設工法なども検討していく見通しを示した。全体事業費には15億円を試算している。

 浅層埋設工法は、電力低圧ケーブル・通信系ケーブル類を小型トラフ内等に集約しコンパクト化を図るため、歩道幅2.5m以下の狭幅員歩道や歩道のない車道での地中化に適しているとされている。用地補償の嵩む首都圏の中心市街地などに有効とされ、徐々に施工範囲が広がりを見せているという。

 121号天神町工区は、南側の材木町・石橋町・久保町工区から続く電線類地中化による通行の安全や防災対策等を踏まえた道路整備。地上に設置するキュービクルは、約40m間隔で設置してきた。鹿沼市中心部における南北の幹線道路121号の計画では、北端に位置付けられている。

 計画によると、現道幅員12.5mを約380mにわたり15.0mに拡幅、線形を改良する。電線類共同溝を埋設する両側の歩道は、バリアフリー仕様で2.5mを確保する。一般部と交差点部における幅員は同じ15.0mで計画しており、交差点部の車道は、右折レーンを含め幅員3.0m×3車線としている。

 交差点改善に伴い東西方向で交差する293号の影響範囲は、交差点を挟んで約180m。現在も付加車線が確保されており、121号の拡幅により隅切りが後退する以外は、現状の幅員の中で対応していく計画とした。

 天神町交差点は、鹿沼市役所前に位置し、交通量が多いにもかかわらず、南北の121号は右折レーンが未整備で渋滞が常態化している。交差点の改善と電線類の地中化は交通渋滞を解消し、中心市街地としての魅力ある道路空間の創出を図るとしている。

 天神町交差点を含む121号は、28年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」が練り歩くルートとなっており、電線類の地中化による無電柱化は、これらイベント等にも対応できるよう整備を進めていくとしている。

 電線類地中化の対象事業者は、東電、NTT・KDDI、鹿沼ケーブルTVなどとし、整備に伴う合意は取れているとした。道路詳細設計と電線類共同溝の予備設計は、ダイミック(宇都宮市)が担当している。

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