JR線オーバーで箒川新橋200m 4号矢板大田原バイパス説明会 来秋の都決目指す 一般部22.0m、交差点は25.0m

[2017/12/22 栃木版]
 国土交通省宇都宮国道事務所と県土整備部は19日、矢板市で国道4号矢板大田原バイパスの都市計画原案に対する説明会を開き、同バイパス7.9kmのルート案を提示した。ルートのうちバイパス区間は南側5.3km、現道拡幅区間は北側2.6kmとし、一般部の幅員を22.0m、交差点部は付加車線分を含め25.0mとした。バイパス区間の構造物では、JR東北本線をオーバーパスし概算で40~50m、箒川の新橋は200m規模を想定している。同事務所によると、ルート選定に当たっては天然記念物や学校などのコントロールポイントを極力回避するとともに、圃場整備地域の区画などに配慮したとしている。ルートと幅員等は、30年10月頃に県都市計画審議会に諮問し、都市計画決定を目指す。

 4号矢板大田原バイパスは、南を矢板市針生地内の土屋交差点付近から北西側に分岐し、現道とは一般県道関谷上石上線が分岐する上石上交差点まで5.3km区間をバイパス、上石上交差点から那須塩原市三区町地内の二区交差点まで2.6kmは現道拡幅で計画した。

 バイパスのルートは、一級河川箒川右岸の農地と丘陵部との境界付近を北上し、上石上交差点に合流する最短ルートで一級河川箒川を渡河する。バイパス区間の鉄道立体部は高架、箒川には橋梁架設、丘陵部は切り土、圃場等農地は盛り土構造で計画した。既設の市道等との交差点は平面交差が原則だが、丘陵地の比高を利用して一部立体を想定しているほか、バイパス整備により分断する圃場等の耕作道路は盛り土でボックス工を施工し立体化による通行を確保する。

 一般部の幅員構成は、片側2車線(W3.5m×2)とし、上下4車線を確保。上下線の中央には分離帯1.0m、車道の両側には路側帯0.75m、両側の歩道は2.5mで計画した。交差点部は右折レーンなどの付加車線分3.0mを配置し、全幅25.0mを確保する計画。

 説明会では、自転車通行帯の確保について質問。同事務所では自転車は車両との位置づけから車道を通行すると答えたものの、事業の進ちょくに応じ地元関係者などと協議・調整を進めていく意向を示した。

 県は30年秋をめどに都市計画決定に向けた手続きを進めていくため、年明けの1月12日~26日にかけて原案の縦覧を行い、意見陳述の希望を受け、2月20日に矢板市、21日には大田原市で公聴会を開く。計画原案は、縦覧や公聴会で得られた意見等を反映し修正、7月頃には修正案の縦覧、10月にも県都市計画審議会に諮問して、都市計画決定告示を行う。国は告示を受け、新規事業化に向けた手続きに着手する。

 国は28年5月に社会資本整備審議会道路分科会関東地方小委員会を開き、矢板市~那須塩原市間の国道4号について計画段階評価を実施。課題とされる、▽混雑と野崎橋が寸断した場合に広域な迂回が生じること▽沿道環境が悪いこと▽交通事故への危惧▽物流の効率が悪いこと▽救急医療施設への速達性に劣ること-などについて、改善が図れるバイパス案を決定した。

 矢板大田原バイパスの南北では4車線化に向け、北側で約4.6kmの西那須野道路が事業中。南側では矢板拡幅約6.5kmの事業化が28年度から始まっており、測量や設計に着手している。

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