工業団地3件を編入 第3回都計審 圏央道の沿線開発で(県都市計画審議会)

[2017/12/28 茨城版]
 県都市計画審議会(中川喜久治会長)の29年度第3回審議会が27日、県庁舎内の会議室で開催された。結城市の結城第一工業団地上山川北部地区、つくばみらい市の福岡工業団地地区、境町の境古河IC周辺地区の市街化区域への編入、および福岡工業団地地区の編入に伴うつくばみらい市公共下水道の排水区域を変更する案の付議案4件をそれぞれ「原案のとおり可決」、廃棄物処理施設の処理品目変更に伴う都市計画上の支障の有無を「支障なし」と決定して、同日付で県知事に答申した。

 結城第一工業団地上山川北部地区は、下館・結城都市計画の区域区分を変更し、面積約15.6haを市街化区域へ編入する。編入後の想定用途は「工業専用地域」とし、主に製造業の立地を想定する。

 結城市では、圏央道や新4号国道など広域的な交通網の整備効果を生かして結城第一工業団地の機能強化を図るため、この地区を市街化区域に編入する。結城市都市計画審議会でも、11月30日に土地区画整理事業の決定、用途地域の変更、地区計画の決定、および公共下水道の変更の4件を審議して可決している。

 福岡工業団地地区は、つくばみらい都市計画の区域区分を変更して面積約31.5haを市街化区域へ編入する。編入後の想定用途は「工業地域」とし、こちらも主に製造業の立地を想定する。

 つくばみらい市は、圏央道やつくばエクスプレス沿線開発を契機に新たな産業拠点の形成を図るため、この地区を市街化区域に編入する。つくばみらい市の都市計画審議会では、11月27日に土地区画整理事業の決定、用途地域の変更、地区計画の決定3件を審議して可決している。

 なお、公共下水道の変更については排水区域内にあるつくばエクスプレスの車両基地の一部が守谷市となっており、2市にまたがるため県決定となる。福岡工業団地地区の追加により、つくばみらい市公共下水道の排水区域は約32ha増加して汚水が約859ha、雨水が約843haとなる。

 境古河IC周辺地区は、岩井・境都市計画の区域区分を変更し約24.9haを市街化区域へ編入する。編入後の想定用途は「準工業地域」で、主に物流企業の立地を想定している。

 境町も同様に、圏央道境古河ICの開通を契機としてICに隣接する立地条件を活かし、新たな産業拠点を形成するため市街化区域に編入する。境町都市計画審議会は11月15日に土地区画整理事業の決定、用途地域の変更、地区計画の決定、および公共下水道の変更の4件を審議し、いずれも原案可決している。

 委員からは、「物流の立地が見込まれることから、ここに出入りする大型車両が周辺の住宅街の方に流入しないよう注意するべき」などの意見が出され、県は「周辺の県道結城野田線や国道354号バイパスを利用するよう、立地する企業に指導する」と返答した。

 廃棄物処理施設は、株式会社茨大(大久保泰男代表取締役)が坂東市菅谷地内に設置した施設について、従来の建築物解体現場から発生する木くずやがれき類に加えて、新たに廃プラスチック類や繊維くずも処理品目として追加することから、都市計画上の支障の有無を審議した。

 この施設は敷地面積が5328.7平方mで、処理能力は木くずの破砕が1日当たり197.54t、がれき類の破砕が同432t。今回、廃プラスチック(同125.71t)と繊維くず(43.1t)を追加するが、木くずの破砕施設をそのまま利用するため、建物を含め施設に変更は無く、品目の変更のみとなる。

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