民設民営で3園舎整備 佐野市が第2次保育所計画案 大橋33年度建替え 「公立」基幹的6園に集約

[2018/1/13 栃木版]
 佐野市は、第2次保育所整備運営計画案をまとめ、公立保育園のうち基幹的保育所に位置付け老朽化している大橋を33年度に建て替えるほか、堀米と赤坂を単独、吉水・石塚・赤見城は統合し、民設民営により新園舎を整備するとした。また、伊勢山、ときわの2園については暫定的に存続させ、保育の需給バランスを考慮して閉鎖や他用途への転換を図る。市保育課によると、民設民営化に伴う事業者の選定については、公募型プロポーザル方式など公平性・透明性が担保できる仕組みを検討していきたいとしている。

 市の保育所計画は、前回までが施設の統廃合に特化していたものの、第2次計画では補助制度のある民間保育園への移行を軸に、保育需要に応じた適正配置等を計画した。計画期間は30年度から35年度までの6年間としている。

 公立保育所は地域的なバランスと建設年度の新しい施設を主体に、くずう、たぬま、あづま、よねやま、あさぬま、大橋の6園を基幹的保育所に位置づけ。基幹的保育所は周辺地域での中心的役割を担い、近隣の私立保育所等と連携・交流・支援などを行い、保育の質の向上を図るとしている。公立については将来、これら6園に集約していく見通しとしている。

 基幹的保育所のうち大橋については、昭和57年3月に建設され建築後36年が経過。計画では34年度の開園を視野に、31~32年度にかけて計画策定や測量設計などを行い、33年度に施設を建設する。定員は現在と同規模の120人を予定した。

 計画期間の中で民設民営に最初に着手するのが堀米で、32年度の開園を見据え、30年度に事業者を公募し計画を策定、31年度に施設を建設する。定員には90人を試算している。吉水・石塚・赤見城は統合し民間に移管する。開園は34年度とし、32年度に事業者を選定し計画策定、33年度に工事を行う。定員は90人。赤坂の民間移管は35年度。事業者を33年度に選定し計画を策定、34年度に90人規模の施設を建設するとしている。

 伊勢山は保育需要がひっ迫している間は、引き続き存続させるほか、ときわも園児数の変動により閉園時期を検討していくとした。新合は今年度末で閉園する。

 新合を除く公立13園と私立4園を合わせた定員の合計は1676人。第2次計画における伊勢山・ときわを含めた公立8園と私立8園を合わせた定員は1556人となり120人少ない。市が見直した30年度におけるゼロ歳から5歳児までの保育需要の試算は3806人としており、量的充足率は約4割となっている。

 同課では、女性の社会進出など不確定要素も考慮しながら、受け皿として認定こども園や小規模保育事業所も含めた地域における拡充の必要性を検討していくとしている。

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