大京・戸田JVとイオンJV 区画整理事業協力者 いずれも34年度着工へ(取手市)

[2018/1/30 茨城版]
 取手市は、取手駅北土地区画整理事業のA街区再開発と桑原周辺地区土地区画整理事業に対して昨年10月から進めていた事業協力者公募で、A街区の再開発は大京・戸田建設JV、桑原周辺地区はイオンモール・イオンタウンJVに決定したと発表した。事業計画の策定に向けて素案づくりなどの策定支援を行うもので、いずれも34年度ごろの着工を目指している。

 取手駅北土地区画整理事業では、取手駅北土地利用構想を策定し、エリア内をA・B・C街区と北部・西部地区に分け、それぞれの土地利用方針に基づいた整備を進めてきた。今回の対象となるA街区は、東側に西口駅前広場が隣接する区域で面積は0.7ha。これまで市が主体となって整備を進めてきたB・C街区と違い、エリア内に多くの地権者がおり、その意向を踏まえながら土地の高度利用を図る(共同化を目指す)方針だ。

 28年7月には、組合施行による市街地再開発事業に向け、関係権利者で構成する「取手駅西口A街区共同化事業検討会」が設立され、昨年7月には「取手駅西口A街区再開発基本構想」を策定し、事業協力者の公募について了承した。

 大京・戸田建設JVの提案は、開発コンセプトに「まちの賑わいと活力を生み出す『取手らしい居場所』を」を掲げ、都市機能として商業・業務機能、公共公益機能、都市型集合住宅、広場空間を集約する。整備される建築物は、駐車場(A棟)と集合住宅(B棟)からなり、A棟にはサテライト図書館や商業・業務施設なども設ける。B棟は市内ナンバーワンのタワー型マンションとするほか、低層階にはサービス付高齢者向け住宅や保育施設などを設ける。

 今後、30年度は準備組合を設立し、31-33年度で都市計画決定や事業計画などの立案、組合設立、権利変換計画認可などの手続きを進める。34年度には着工し、36年度の事業完了を目指す。

 桑原周辺地区の土地区画整理事業は、都計道3・4・3号上新町環状線が交差する桑原地区の約67.6haを対象に、大規模な商業・業務施設を核とした新たなまちづくりを行う。対象地域は、国道6号線を挟んで北側地域(約32.6ha)と南側地域(約35ha)からなる。

 27年7月に地権者全体会が開かれ、土地利用検討会を設置して検討を進めることに合意。その後、南北両地区で権利者からなる土地利用検討会が設立されて土地利用構想の策定に着手し、昨年8月には地権者全体会で桑原周辺地区土地利用構想と事業協力者の公募が了承された。

 イオンモール・イオンタウンJVによる提案は、事業コンセプトに「とりでTWIN-TOWN PROJECT」を掲げ、恵まれた立地環境を活かし、取手の求心力を担う賑わい拠点づくりを目指すとしている。土地利用計画には、北側地区を連続して立ち並ぶ専門店を中心とした商業施設、南側地区を広域集客性の高い多目的な大規模商業施設とする。

 北側地区では、既存の公共施設と連動した生活サポート施設と各種専門店を統一感のあるビレッジタイプの街並みの中に配置し、中心部には道の駅の設置も想定する。南側地区は緑あふれる環境の中で、魅力的な商業施設とレジャー&エンターテイメント施設を融合した広域集客性の高い賑わい商業拠点とし、大型ショッピングモールを中心に大型アウトドアパークなどを導入する。

 事業スケジュールによると、30年度は事業計画の素案作成などを行い、31年度に準備組合の設立や事業計画案の策定などを進める。32-33年度に組合設立と市街化区域編入等に関する都市計画手続きや換地設計を行い、34年度に着工して36年度ごろの事業完了を目指す。

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