道の駅造成などに着手 新年度予算案 普通建設費が45.7%減 選挙控え本予算と骨格予算準備(阿見町)

[2018/2/2 茨城版]
 稲敷郡阿見町(天田富司男町長)は1日、県内自治体のトップを切って30年度当初予算案の概要を発表した。町長選挙を控えることから、当初予算案には本予算と骨格編成予算の二通りを準備し、選挙の結果により、どちらを議会に提案するか決定する方針だ。本予算となった場合の一般会計総額は160億8700万円で、過去最大規模となった前年度当初額(172億2900万円)から6.6%の減額となった。主な事業は、道の駅整備事業で造成工事などに着手するほか、国体のプレ大会に向けて施設整備を進める計画だ。

 普通建設事業費は20億5077万円で、新設小学校整備事業の完了により前年度当初額から45.7%の大幅な減額となった。特別会計と企業会計を合わせた総額は288億0700万円となり、一般会計や国民健康保険特別会計、公共下水道特別会計、企業会計などの減少から前年度当初比8%の減額となっている。

 また、骨格予算となった場合の一般会計総額は154億9800万円で、本予算との差額は5億8900万円。この場合、人件費や社会保障費、公債費などの義務的な経費のほか、行政の継続性の観点から町民生活に必要な事業の一部または全てを計上する一方、政策的な判断を要する経費の計上が見送られる。対象となる政策的事業は、一般会計の3世代同居・近居促進奨励金や道の駅整備推進事業、都市計画道路寺子・飯倉線整備事業、公共下水道事業特別会計の公共下水道整備事業、水道事業会計の第三次拡張事業(一部)などとなっている。

 主な事業のうち、道の駅整備事業には4億3860万円の事業費を確保し、造成工事などに着手する。この事業では現在、オリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区本町)が指定管理予定者となったファーマーズ・フォレスト(栃木県宇都宮市)とともに、実施設計をまとめている。

 建設地は追原地区(国道125号バイパスと県道竜ヶ崎阿見線バイパス交差付近)で、約2万5800平方mの敷地内に主要建築物を平屋1781平方m程度で建設する。駐車場は仮設分含めて、約200台を確保する。

 本年度は実施設計や用地取得を進めているほか、敷地の一部を伐採して埋蔵文化財調査を行っている。調査を近く完了させ、今月中にも残る敷地部分の伐採工事を発注する。順調に進めば、8月ごろには造成工事に着手する見通し。建築工事は31年度で行い、32年7月のオープンを目指す。

 霞ヶ浦を会場にセーリング競技(全10種目)が行われる国体関連事業では、5億4724万円の事業費を確保する。本年度は、湖岸整備工事(株木建設が施工)や陸地整備工事(松尾建設が施工)で、ボートを着水させるためのスロープや桟橋、駐車場などの整備が進められている。新年度は選手向けの控え室整備なども予定され、10月のプレ大会に向けて準備を進める。

 町立図書館には、空調改修工事費として3600万円を計上した。この施設は昭和63年に完成し、施設規模はRC造平屋一部2階建て、延べ1629平方mとなっている。大規模な改修工事は完成後初めてで、本年度はNASファシリティーデザイン室(石岡市貝地)が設計をまとめている。工事は30年度に単年で行う計画で、工事時期などを調整する考えだ。

 このほか、学校施設整備事業では竹来中学校のトイレや空調整備などに2億8442万円、阿見第一中学校のプール改修に1083万円など、総額で3億0823万円を予算化。道路橋梁維持補修事業には3億6249万円を確保し、道路や橋梁、交通安全施設などの維持修繕を行う。道路新設改良事業では前年度比85.7%増の2億5220万円を予算化し、4路線の舗装整備や2路線の排水整備などを実施する。都市計画道路寺子・飯倉線では用地買収などに4638万円を、老朽管布設替工事では延長2870mの整備に向けて1億2586万円を計上している。

 また、電子入札システム導入事業として532万円を計上し、工事コンサルに対していばらき電子入札システムなどの導入を図る。

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