新庁舎建設へ設計費計上 小山市新年度予算案 普通建設費は69.7億円 体育館整備でBTO採用

[2018/2/2 栃木版]
 小山市は1日、一般会計が前年度当初から1.6%減の598億5000万円となる30年度当初予算案の概要を公表した。普通建設事業費は、23.2%減の69億7692万円にとどまった。建設関連の主要事業としては、市立体育館整備事業、市街地再開発事業、学童保育館施設整備事業、大谷地区中心施設整備事業、豊田中学校区新設小学校整備事業などが挙げられている。新庁舎整備事業については、基本設計および実施設計に着手する。このほか、小山駅周辺コンベンション誘致など、各種施設整備や事業の推進に向けた計画や構想策定を行うとしている。

 施策の柱は、[1]市民生活の安全・安心・健康づくり・医療・教育・福祉対策の推進[2]まち・ひと・しごと創生総合戦略、地方創生の推進[3]社会資本整備を中心とした景気・地域経済の再生の推進-の3項目。

 具体的には、▽市民の生命・財産を守り、地域の安全・安心な暮らしのために▽健康づくり・医療・保健・スポーツ・教育の充実のために▽高齢者・障がい者がいきいきと生活できる福祉対策等社会保障の充実のために▽産業の振興による新たな雇用創出のために▽新しい人の流れの創出のために▽出会いから結婚・出産・子育ての希望の実現のために▽持続可能な地域づくりのために▽産業・都市・教育基盤整備による「人と企業を呼び込む施策」推進のために▽地域住民の利便性向上のために-の施策に取り組んでいく。

 「市民の生命・財産を守り、地域の安全・安心な暮らしのために」では、市道の改良や補修、横倉第一雨水幹線の整備などのほか、市役所新庁舎整備事業を挙げており、基本設計および実施設計に1億5650万円を配分。新庁舎整備事業は、設計と工事を一括発注するDB方式を採用。4月~6月に事業者選定プロポーザルを実施し、31~32年度に工事を行うとしている。

 「健康づくり・医療・保健・スポーツ・教育の充実のために」では、市立体育館整備事業を挙げている。同事業では、体育館の建設については、BTO方式を導入。30年度は、体育館を整備する業者を秋にも募集し、年度内に業者を選定するという。このほか、旧市民病院跡地活用事業などを挙げており、医療法人社団友志会(野木町)を跡地活用事業者に選定。跡地に回復期リハビリテーション病院等の整備を計画し、病院施設は30年度中に着工するとした。

 「産業の振興による新たな雇用創出のために」では、おやま和牛生産性向上対策拠点施設整備事業を挙げている。同事業では4300万円を計上し、空き牛舎を借用・改修して子牛育成施設を整備するという。

 「新しい人の流れの創出のために」では、渡良瀬遊水地観光地化推進事業が挙げられている。エコミュージアム化への各種整備で、3017万円を計上。旧思川水辺公園整備事業には、6500万円を配分している。

 「出会いから結婚・出産・子育ての希望の実現のために」では、学童保育館施設整備事業を実施。城南地区新設小学校での工事に5838万円、絹義務教育学校での工事に3607万円を配分している。

 「持続可能な地域づくりのために」では、個別施設ごとの公共建築物長寿命化計画の策定に700万円を配分。横倉市営住宅の解体工事に2200万円を配分している。

 「産業・都市・教育基盤整備による「人と企業を呼び込む施策」推進のために」では、新規事業で▽市街地再開発▽小山駅周辺コンベンション誘致検討▽小山駅周辺・粟宮地区都市再生整備▽犬塚・中久喜地区土地区画整理事業検討▽城山公園フラワーパーク構想推進▽羽川大沼周辺整備構想推進-などを挙げている。

 小山駅周辺コンベンション誘致検討については、駅東口周辺地区において、誘致計画を策定するという。小山駅周辺・粟宮地区都市再生整備については、小山駅周辺地区や粟宮地区で道路整備事業に着手する。

 犬塚・中久喜地区土地区画整理事業検討については、事業導入に向けた検討を進めるため、事業計画の素案作成に300万円を配分している。城山公園フラワーパーク構想推進については、四季折々の花で彩る公園に整備するため、基本設計に1500万円を配分。羽川大沼周辺整備構想推進については、整備構想策定で500万円が配分された。

 既存事業では、市街地再開発を実施。城山二丁目第一地区や城山三丁目第二地区のほか、新規で駅東通り一丁目地区の市街地再開発事業を進めていく。粟宮新都心第一地区土地区画整理推進では、事業化に向けた調査業務で5000万円を配分した。

 豊田中学校区新設小学校整備事業では、豊田中学校・豊田南小学校・豊田北小学校の小中一貫校を、豊田中とその隣接地に整備を計画。30年度は、用地造成工事などを実施する。

 大谷地区中心施設整備事業については、29~30年度に測量・地質調査、基本設計を実施。31~32年度に実施設計を実施。33年度に造成工事、33~34年度に建築工事、34年度に外構等工事を行うとしている。

 特別会計では、墓園やすらぎの森事業が前年度当初から45.0%減の5570万円、与良川水系湛水防除事業が11.9%減の4000万円、農業集落排水事業が3.9%減の6億2570万円、小山東部第二工業団地造成事業が790.0%増の6億5860万円、テクノパーク小山南部造成事業が49.5%減の3億0760万円、公共下水道事業が5.0%増の54億4600万円となった。水道事業の資本的支出は、6.8%減の10億1148万円となっている。

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