県企業局新年度予算編成方針 風見発電所改修で継続費 新規産業団地開発へ調査

[2018/2/3 栃木版]
 県企業局は、30年度当初予算編成方針を公表し、電気事業の資本的支出に14億9100万円、水道事業の資本的支出には16億9000万円、工業用水道事業の資本的支出が3億5300万円、用地造成事業の資本的支出に37億9400万円、施設管理事業(ゴルフ場事業)の資本的支出は1100万円、施設管理事業(賃貸ビル事業)では5100万円を計上。電気事業は風見発電所の全面改修工事に着手するため35年度まで継続費を設定。用地造成事業は芳賀町の新産業団地の基礎調査に加え、更なる新規地区構想の具体化に取り組むとした。

 電気事業の資本的支出のうち建設改良費には13億0200万円。30年度の着工が見込まれる風見発電所は、主要機器等製作据付工事を発注。35年4月の運転再開を目指し、35年度までの継続費を設定。水圧鉄管、発電所建屋と建屋内設備、屋外変電所の全面更新を行い、総事業費には約50億円を試算している。

 発電所の新設では、五十里が31年3月の運転開始を予定し、受電盤室建屋工事を実施。小百川発電所は、主要機器製作据付工事に加え、土木設備や取水口ゲート等製作据付工事を実施。同発電所は保安林解除の協議結果を受け、敷地面積を縮小。修正設計を発注し土木設備工事の積算を見直してきた。運転開始は当初から1年延期し32年3月が見込まれている。また、新規電源開発として1カ所の可能性調査を予定した。

 既設ダムの電力供給では、川治第一発電所が主要変圧器や調速機盤更新工事。足尾発電所では、送電線遮断機等更新工事を実施する。このほか、佐貫ダムでゲート設備点検、板室発電所は予備電源設置工事、川治第一発電所では発電機本館屋根天井部修繕工事を計画した。

 水道事業の資本的支出のうち建設改良費には15億4200万円。工業用水道の資本的支出のうち建設改良費には2億5900万円を配分。設備更新計画に基づく工事では、29年度から北那須水道で水質計器更新や次亜塩素・活性炭注入設備更新工事を30年度の2カ年で実施。鬼怒水道では浄水場動力配電盤等更新工事の完了が見込まれ、新規に中央監視制御装置更新工事を32年度までの3カ年で実施していく。また、更新計画の見直しを進めていくため、29年度から継続の長期計画策定検討会を開催する。

 水質監視体制の強化等では、両水道で警備業務を強化するため監視カメラを増設。鬼怒ではろ過池覆蓋設計を踏まえ、31年度の2カ年で設置工事に着手する。

 耐震化への取組のうち、北那須は埋設管路劣化調査を委託。工水では可とう管1カ所の修繕工事を行う。災害対応を強化するため、両水道の管路施設管理GISシステムの構築業務を委託する。

 用地造成事業の資本的支出のうち建設改良費には16億9700万円を配分した。足利市のあがた駅南産業団地は埋蔵文化財調査を継続するほか、未分譲地の造成工事の完了を目指す。基礎調査を実施中の芳賀町新産業団地は、事業化に備え速やかな事業展開を図るとした。調査地区は本田技術研究所が立地する芳賀・高根沢工業団地南側の23.4haを開発するもの。県内の市町では次期新産業団地の開発に向けた構想が複数箇所あり、事業実施団体として準備に取り掛かれるよう調査にも備えていく。

 施設管理事業のゴルフ場事業では、収益的支出の修繕費に600万円を充て、クラブハウス内トイレ2基の改修や散水設備バルブ改修工事を実施する。

 施設管理事業の賃貸ビル事業では、収益的支出の修繕費に100万円を充当。自動加圧給水ポンプユニットの更新工事を計画した。

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