道の駅整備に2億円 30年度予算案 普通建設費が10.7%増加 工業団地拡張で特別会計設立(龍ケ崎市)

[2018/2/7 茨城版]
 龍ケ崎市(中山一生市長)は6日、30年度の当初予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比1.5%増の246億6000万円となった。主な事業では、道の駅整備事業費に2億0590万円を計上し、護岸工事や整地工事などに着手するほか、「つくばの里工業団地」の拡張計画では、新たに工業団地拡張事業特別会計を設置し、地区計画策定などの手続きを進める。新規事業には、文化会館の改修工事費や佐貫排水ポンプ場改築工事に継続費を組んだほか、まいんスポーツ健幸センター(仮称)の整備などを計画している。

 一般会計に占める普通建設事業費は18億7923万円で、道の駅整備や佐貫3号線整備などの事業本格化に伴い、前年度当初比10.7%の増額となった。一般会計と特別会計を含めた総額は411億5430万円で、前年度当初比0.9%減となったが、400億円の大台を維持した。

 主な事業のうち、道の駅整備事業では引き続き基本・実施設計をまとめるほか、牛久沼護岸工事などの準備工を行い31年度の着工に備える。

 この事業では昨年、プロポーザルで選定したK計画事務所(東京都世田谷区)と契約を結び、基本・実施設計に着手した。建設地は、国道6号の西側に面した旧京成バラ園跡地付近で、背後にある牛久沼の有効活用も見込む。当初は30年度の着工を予定したが、「牛久沼活用構想」内への位置付けや護岸工事に向けた伐開工事を進めることなどから、事業スケジュールを1年延期している。

 敷地は約2万9000平方mを活用し、建設規模は休憩施設が約330平方m、地域振興施設が約1510平方mを想定。このほかに屋外施設や230台収容の駐車場、遊歩道などを整備する。昨年末からは伐開工事も進めているほか、今後は準備ができ次第、施設を運営する指定管理候補者の選定にも着手する。30年度は候補者とともに設計をまとめ、伐開工事など護岸整備を進めて31年度の着工に備える。工事は31-32年度の2カ年で進め、32年度中の供用開始を見込む。

 「つくばの里工業団地」の拡張計画では現在、都市計画センター(東京都港区)で基本計画の策定作業が進められている。対象地区は現在地の南側、旧長戸小学校の西側付近に位置する約5.2haに計画する。市街化調整区域であるため、当面は調整区域のままで、地区計画制度による開発許可を得て整備を進める。

 地区計画の決定は本年秋ごろを予定するため、それまでに基本計画の策定を終えて、30年度中に開発行為などの法的手続きを進める。用地取得の状況にもよるが、31年度ごろには造成工事に入る意向だ。当初予算案には事業費7908万円を計上し、境界確定や現況測量、基本設計・実施設計、フェンス設置・伐開工事などを行う。

 馴馬町にある文化会館では、大ホールの天井などを改修するため、2か年で総額1億4852万円(30年度5941万円)の事業費を予算化する。この施設は昭和60年に完成し、内部には1200人収容の大ホールや400人収容の小ホールが設置されている。今回、非構造部材の耐震化に向けて、吊り天井の撤去など対策を行う。

 市街地活力センター「まいん」では、まいん健幸スポーツセンター(仮称)へと再整備を行うため、改修工事費などに4835万円を計上した。RC造3階建て延べ1134平方mの施設のうち、1階部分の約400平方mを活用してトレーニング機能やフィットネス、ヨガなどが行える施設に改修する。30年度の上半期中に設計をまとめて下半期に工事を行い、31年度からの供用開始を目指す。

 佐貫排水ポンプ場の更新工事には、3カ年継続費に9億3400万円(30年度3億7360万円)を予算化する。ポンプ場設備の維持更新により適正な排水能力を維持し、ゲリラ豪雨や台風などの降雨による道路等の冠水を防止する。

 このほか、防災行政無線のデジタル化に向けて実施設計委託料など1000万円を計上。工事は31-33年度の3年間で進め、約5~6億円程度を投じる。市道第3-309号線整備には測量や詳細設計などに1200万円を予算化し、旧長戸小学校の有効活用や避難施設への誘導路確保のため道路拡幅を行う。龍ヶ岡公園駐車場整備工事では6000万円を投じ、各種イベントなどでの駐車場の収容台数を確保するため公園内に新たな駐車場を整備する。

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