戸頭配水場更新で実施設計 30年度当初予算 建設改良費に28億円(県南水道企業団)

[2018/2/9 茨城版]
 茨城県南水道企業団(企業長・藤井信吾取手市長)は、30年度の当初予算を明らかにした。それによると、収益的支出は対前年度当初比2.9%増の56億1167万円。資本的支出は29億9064万円で、前年度当初と比べて13.2%のマイナスとなった。新年度は施工中の若柴配水場更新事業を推進するほか、藤代配水場で非常用自家発電設備の更新工事を実施する。また、戸頭配水場の更新工事に向け、実施設計を策定する。配水管の整備では、約3億円を投じて延長5395mの新設工事を行うとともに、延長9055mの布設替工事に約12億円を見込んでいる。

 若柴配水場は龍ケ崎市の企業団事務所敷地内にあり、施設の老朽化に伴い約27億円を投じて29-31年度の3カ年で更新工事を進めている。新管理棟築造工事は篠崎工務店・大昭建設JV、配水場の電気・機械設備工事は昱(あきら)・河村電気工事JV、場内整備工事は増川建設・平川建設JVが担当している。新管理棟はRC造地上2階、地下1階、延べ面積1851平方mの規模となる。

 藤代配水場では設備の老朽化に伴い更新事業を計画し、29年度は受変電設備や監視操作設備の更新工事を実施した。30年度は非常用自家発電設備の更新工事を予定しており、事業費には2億7000万円を投じる見込み。

 また戸頭配水場でも更新工事が計画されており、30年度には実施設計を策定する考えだ。工事は3-4年間で行う予定で、できれば31年度に着手したいとしている。

 企業団には若柴配水場のほか、牛久・戸頭・藤代・利根配水場があるが、いずれも老朽化が進んでおり、順次、更新事業や施設の耐震化を行っていく予定だ。

 配水管布設工事と配水管布設替工事は、併せて延長約1万4450mの施工を行う計画。このうち、配水管布設工事費には2億9505万円を投じる。施工延長は、取手地区が2115m(工事費9504万円)、龍ケ崎地区が2350m(同1億3953万円)、牛久地区が930m(同6048万円)で、合計5395mとなる。

 一方、配水管布設替工事費には12億2804万円を予算化し、延長9055mの工事を計画している。内訳は、石綿管取替工事費に5億8296万円(延長4045m)、石綿管以外の取替工事費に6億4508万円(延長5010m)をそれぞれ投じる。取手地区は6035m(うち石綿管2745m)、龍ケ崎地区は1150m、牛久地区は1570m(うち石綿管1300m)、利根地区は300mの整備を見込んでいる。

 このほか、各地区2基ずつ、合計8基の消火栓設置工事などを実施する予定だ。

 企業団では37年度の完了を目標に石綿管の更新事業を行っており、道路改良工事や下水道工事に伴い、順次更新工事を進めていく考えだ。

 同企業団は24年度に参入した利根町のほか、取手市、龍ケ崎市、牛久市の3市1町で構成されており、昭和57年から第2次拡張事業を推進している。新年度の業務予定量は、給水戸数10万6027戸、年間総給水量2560万立方m、1日平均給水量7万0137立方mを見込んでいる。

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