普通建設費は410億円 新設小学校に工費 LRT橋梁や車両基地に着工(宇都宮市新年度予算案)

[2018/2/14 栃木版]
 宇都宮市は13日、30年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比10.1%増の2218億円、投資的経費も48.8%増の410億8113万円(うち普通建設事業費が48.9%増の410億3508万円)で、過去最大となる予算規模。主な建設事業では、▽LRT整備144億1517万円▽テクノポリスセンター地区新設小学校建設18億9892万円▽廃棄物処理施設建設(第2エコパーク、新北清掃センター)109億7736万円▽都市計画道路・道路新設改良19億1487万円▽都市基盤河川・準用河川等整備9億3773万円-など。小学校新設は校舎の工事費に加え、体育館・プールの実施設計に着手。小幡・清住土地区画整理事業を含む5地区の区画整理には46億5251万円。LRTは鬼怒川橋梁・車両基地の工事やJR駅の横断箇所の調査検討に加え、駅西側への事業化検討調査にも予算を配分した。

 30年度当初予算案について市は、第6次総合計画の初年度に当たり、「子育て・教育」「健康・福祉」「安全・安心」「魅力創造・交流」「産業・観光」「交通」-6つの未来都市の実現に資する施策・事業に優先的・重点的に取り組むとともに、「人づくり」と「まちづくり」を一体的に進めることで、「まちづくりの好循環」を一層創出する予算と総括した。

 一般会計の投資的経費は、前年度当初予算に対して134億円余増の410億8113万円を計上。内訳は普通建設事業費410億3508万円(補助271億8101万円、単独138億5407万円)、県営事業負担金4604万円など。

 特別会計では、鶴田第2土地区画整理事業8億9328万円(前年度当初比6.0%減)、宇大東南部第1土地区画整理事業13億6891万円(同45.2%増)、同第2土地区画整理事業12億7729万円(同71.8%増)、岡本駅西土地区画整理事業7億6474万円(同3.6%増)など。

 企業会計では、水道事業の資本的支出に80億2541万円(同20.5%増)、下水道事業の資本的支出には95億2431万円(同5.6%増)、中央卸売市場事業の資本的支出では1億9166万円(同50.1%増)を計上した。

 主要事業をみると、新設小学校の建設は33年度の開校を目指し、用地取得を進め校舎建設に着手するほか、体育館・プールの実施設計を行う。学校施設整備には15億7899万円。御幸小学校体育施設の改築工事に着手するほか、校舎や体育館のトイレの洋式化を計画的に実施していく。対象は校舎が泉が丘中学校など6校、体育館は清原南小学校など3校。

 公共施設の長寿命化対策には13億8699万円を配分し、対象施設の保全対策工事を計画的に実施する。空き家対策には6994万円を配分。新たに司法書士等による発生抑制セミナー開催費を予算化したほか、老朽危険空家の除去や再生利用のための助成費などを計上している。市営住宅は、宝木住宅の計画的な建て替えを行うため、C街区の移転補償費600万円を配分した。

 体育施設の整備には4億2912万円。継続の宮原運動公園は仮野球場整備工事を31年度の2カ年で実施するほか、北西部地域へ体育施設を整備するため基本計画策定に向けた基礎調査費を予算化。また、体育施設の設備改修を実施するため、長寿命化計画を改定する。消防団詰所の耐震化では、第2分団など3カ所の改築に1億3513万円を配分。霊園の整備には5500万円。東の杜公園で芝生墓地247基を整備する。

 待機児童解消のため、認定こども園の整備や保育所の増改築として5施設・定員114人に加え、地域型保育事業の整備として2施設・38人分を助成する。高齢者施設整備では、特別養護老人ホームの新増設として100床分と地域密着型サービス事業所の新設7施設112人増の助成に4億8940万円を配分。障がい者施設では、グループホーム2施設定員14人増と生活介護事業所増築1施設の助成として9735万円を配分している。

 LRTは、市民への理解浸透を図り、用地取得とともに、鬼怒川橋梁や車両基地、道路工事などとして144億9935万円を予算化。西側への延伸を視野にJR宇都宮駅横断箇所の調査検討や西側における事業化の検討調査を行う。新規では、車両基地周辺の土地利用検討調査費を予算化している。自転車のまち宇都宮の推進には3億1643万円。5路線の走行空間の整備をはじめ、山田川サイクリングロードの走行環境の向上を図っていく。

 河川整備は都市基盤河川として、39年度の概成を目指す奈坪川改修に3億8652万円。準用河川と普通河川の整備には5億5121万円を計上し、準用河川が大久保谷地川など3河川、普通河川は給分川に重点投資する。

 都市計画道路は、宇都宮日光線(一条)、産業通り(陽南、陽東I、陽東II)、鶴田宝木線の3路線に5億1894万円。道路新設改良は6378号線など18路線延べ2190mの整備に13億9593万円となった。具体的には、総合スポーツゾーン整備に伴う交差点の改良や大谷スマートIC整備に伴う863号線・2457号線の測量と施工等を進めていく。橋梁整備のうち耐震化は、錦橋(910号線・錦2丁目)の工事。長寿命化対策は、中島橋など5橋梁の工事に加え、城東橋と城橋の修繕詳細設計などとして計1億5240万円を予算化した。

 JR宇都宮駅東口地区は事業者を選定するほか、交流広場の基本設計などを進めていく。西口は周辺地区整備基本計画策定に向けた検討を行う。JR岡本駅周辺地区整備には1億3821万円。東口駅前広場再整備や用地取得などを行い31年3月の供用を目指す。

 公園等の整備には1億1942万円。バリアフリー化ではローズタウン2号児童公園を施工するほか、遊具の更新には松原1号児童公園などに予算付けした。宮っ子ステーション事業のうち、子どもの家の整備には2億5467万円。豊郷北、簗瀬、昭和の各小学校の整備に充当する。

 水道事業は、水道施設の整備や白沢浄水場紫外線処理施設の整備工事などとして6億9356万円。配水管の新設は延べ2597mを整備する。下水道事業では、汚水管渠の整備や上河内・河内水再生センターの設備増設などとして19億0200万円を計上。30年度における汚水管渠は延べ9560mを整備する。

 上下水道施設の改築と更新には27億8189万円。松田新田浄水場の更新や漏水対策、下水道施設の川田水再生センター設備更新などを実施。老朽配水管布設計画に基づく30年度の整備延長は3612m。

 上下水道施設の耐震化対策には19億5727万円。高間木取水場と松田新田浄水場を結ぶ導水管の耐震化工事を継続するほか、下水道事業では川田水再生センターに接続する下水道汚水管渠の耐震化工事を継続して実施する。雨水幹線整備は延べ588mで、対象地区は御幸ヶ原町や陽東4丁目地内。

 生活排水処理施設の最適化事業には7559万円。地域下水処理施設等における最適化として、機能診断と保全計画を策定。浄化槽整備には1億6668万円を計上し、250基の助成などを行う。

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