学校の空調に10.8億円 一般会計6.2%減 市民音楽ホールで音響を改修(坂東市予算案)

[2018/2/21 茨城版]
 坂東市(木村敏文市長)は、30年度当初予算案を発表した。一般会計は211億円で、工業団地関連事業の終息などから前年度当初比6.2%のマイナスとなった。主な事業は、小中学校の空調設備設置事業に総額10億7741万円を予算化するほか、市民音楽ホールの音響改修などに着手する。

 当初予算の編成に当たっては、厳しい財政状況を踏まえて可能な限り歳出を削減。施策の選択では、「ばんどう未来ビジョン」に掲げる最優先事業の実現に向けた取り組みを反映させたほか、既存施策の見直しと「ひとづくり・おもてなし予算」という考え方を取り入れた。歳出面では、エアコン整備など小中学校の環境改善を優先的に行うほか、地籍調査や生活道路、下水道整備などにも積極的に取り組む。

 一般会計に占める普通建設事業費は29億8500万円。工業団地関連事業の終息に伴い公園整備や道路整備なども完了したことから、前年度当初比21.5%の減となった。特別会計と水道事業会計を含めた総額は427億7394万円で、一般会計や国民健康保険、公共下水道事業、工事業団地整備事業などの特別会計の減額により、前年度当初比7.7%の減となった。

 主な事業のうち、空調設備設置事業には小学校12校分に7億1942万円、中学校4校分に3億5799万円を予算化する。対象は、29-30年度で校舎棟の大規模改造工事を進めていた長須小学校を除いた全小中学校。設計は、中学校4校分を青山建築設計事務所、七重小学校など4校分を桜設計事務所、飯島小学校など4校分を戸頃建築設計事務所、生子菅小学校など4校分を増山栄建築設計事務所がそれぞれ担当する。工事は年内ごろの完了を目指して進められる予定だ。また、七重小学校では普通校舎棟(昭和57年建築、延べ2579平方m)の大規模改造工事が計画され、実施設計委託料に1270万円を計上している。

 市民音楽ホールでは、舞台音響設備改修事業費として8100万円を盛り込んだ。この施設は平成6年に完成したが、築後四半世紀が経過して設備が老朽化してきたことから、年次計画を立てて施設の長寿命化を図る。今回は、舞台音響設備の平年劣化などによる故障や雑音発生などのトラブルを防止するため、改修工事を実施する。

 新規事業ではこのほか、ハザードマップ改定に356万円、Jアラートの更新工事に320万円、大谷口地区などの地籍測量に1330万円を予算化するほか、公園関係としてLED設置に500万円、しど谷津公園の改修に1318万円、逆井城跡公園のトイレ設置に328万円、同じくトイレ改修に439万円を計上した。また、さしま住宅A棟の長寿命化対策として屋根防水工事や外壁修繕などに工事費2140万円を予算化する。

 快適で安心なまちづくりに向けては、道路維持管理事業費に2億5344万円、道路新設改良事業費に9億6000万円、31年度の事業完了を目指す三本松中西線整備事業に2億3432万円を予算化。29年度に特別会計を設置した沓掛明神地区の土地区画整理事業では、33年度の事業完了を目指して都市計画決定に向けた手続きを進める。坂東インター工業団地整備事業では事業費59億6492万円を予算化し、土地処分などを進めていく。

 水道事業では、配水管布設替工事費などに2億9777万円を計上し、単独分で延長3930m、更新分で延長2810m、配水小管で延長1650mの整備などが計画されている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.