中学校新設に継続費 一般会計過去最大 投資的経費が74.5%増 ひたち野リフレビルの空調を改修(牛久市予算案)

[2018/2/23 茨城版]
 牛久市(根本洋治市長)はこのほど、30年度の当初予算案を発表した。一般会計の総額は、過去最大規模だった前年度当初額をさらに8.4%上回る277億7000万円となった。主な事業は、ひたち野うしく地区への中学校新設工事で30-31年度の2カ年継続費に総額28億6074万円(30年度8億5822万円、31年度20億0252万円)を予算化するほか、第一幼稚園の建設工事やリフレビルの空調改修などに着手する。

 新年度の予算編成に当たっては、「将来に希望の持てるまち」の実現に向けて掲げた5つの施策をさらに一歩進め、具体的な成果に向けた充実を図る。その上で、これまでのまちづくりを振り返り、課題の整理と取り組みに対する改善策などを検証して編成に当たった。

 一般会計に占める投資的経費は39億8500万円で、ひたち野うしく中学校建設や29-30年度で進めている武道館建設事業、牛久南中学校大規模改造、民間保育園・認定こども園建設補助金、リフレ空調改修などの事業費を盛り込んだことから、前年度当初比74.5%の大幅な増額となった。一般会計と特別会計を合わせた総額は451億6700万円で、国民健康保険事業特別会計などが減額する一方、一般会計の伸びなどにより前年度当初比では1.8%の増額となっている。

 主な事業のうち、ひたち野うしく中学校の建設事業は9月議会後の着工に向けて、久米設計(東京都江東区)が実施設計をまとめている。下根中学校区の生徒数増加に伴い、新設中学校で対応するもので、建設地はひたち野うしく小学校北西に隣接する民有地(東猯穴町地内)を活用する。

 これまでの整備計画によると、建設規模は校舎棟が約6000平方m程度、給食室約500平方m程度、体育館約1800平方m、武道場約650平方m程度で計画。校舎棟は木造平屋で計画し、内部には普通教室(普通教室15室、特別支援学級2室、特別支援活動室)や特別教室、管理諸室などを設置する。体育館や武道場などはRC造となる予定だ。

 工事は30-31年度の2カ年で校舎棟と体育館を建設し、31年度に武道場や給食室、グラウンドなどを整備する。また、関連事業として通学路となる市道1号線の整備なども行う計画だ。

 JR常磐線ひたち野うしく駅前に立地するひたち野リフレビルでは空調改修工事を計画し、工事費に1億6178万円を予算化する。ひたち野リフレビルはS造6階建て延べ約2700平方mで、21年度に市が土地と建物を取得。21-22年には、保育園なども併設する公共施設として全面的な改修工事が行われ、一部フロアは民間にも貸し出している。設備の老朽化に伴い改修工事を行う計画で、設計は青山建築設計事務所(つくば市東新井)がまとめた。

 エスカードビルでは、基本構想・基本計画策定委託料に1268万円を予算化する。イズミヤが撤退して空きスペースとなった2階と3階部分の利活用を図り、拠点施設のリニューアルと憩いの場の創出を目指す。

 このほか、中根小学校の敷地内にある第一幼稚園ではひたち野うしく小学校やひたち野うしく中学校の隣接地に移転するため、工事費1億7423万円を予算化する。市が譲り受けた小説家の旧住井すゑ邸では、記念館として公開整備するため、基本計画・基本設計業務委託料に280万円を計上した。

 リフレビルや保健センター、市営住宅、公園、小中学校、中央生涯学習センターでは個別の長寿命化計画策定を予定し、このうち中央生涯学習センターには1135万円の業務委託料を予算化している。子育て環境の充実に向けては、民間保育所建設に6196万円、フレンド認定こども園の整備に保育園分で1億2161万円、幼稚園分で2億7843万円の補助金を計上した。

 市道23号線の改良舗装では、北側延伸第2工区に8998万円を予算化し、用地取得や改良舗装工事などを進める。牛久駅西口のペデストリアンデッキは屋根の整備を計画し、検討業務委託料に371万円を盛り込んだ。市内8カ所にある木造市営住宅については、住人もなく老朽化した9戸を解体するとともに、数カ所に集約・再編するための費用として基本構想策定委託料に562万円を予算化する。

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