足利市消防庁舎整備基本構想 本部庁舎を31年度着工 南分署廃止へ 3署は予防保全型管理

[2018/3/2 栃木版]
 足利市はこのほど、市消防庁舎整備基本構想および消防本部・中央消防署整備基本計画を策定した。同構想および計画によると、東分署、西分署、河南消防署は予防保全型の維持管理を実施。南分署は、廃止を検討。消防本部・中央消防署は、現在地での建て替えを行うとした。消防本部・中央消防署の建て替えは、30年度に基本設計および実施設計、31~32年度に本体工事、33年度に現庁舎の解体工事、34年度に付帯工事を行うとしている。

 市では、消防力の充実強化へ、地域特性や機能に応じた防災拠点施設の整備が求められていることから、消防庁舎整備を進める上で基本的な考え方を盛り込んだ、市消防庁舎整備基本構想を策定することとなった。

 消防本部・中央消防署(昭和44年3月建設・SRC造3階建て・延べ床1613.75平方m)については、建築後48年が経過し、施設が狭隘で老朽化が進み、耐震性も確保されていないとした。同施設は、現在地での建て替えを行うとした。

 東分署(平成17年2月建設・S造平屋建て・延べ床664.9平方m)と西分署(平成26年3月建設・S造平屋建て・延べ床716.7平方m)については、計画的に予防保全型の修繕を行い、長寿命化を図るとした。

 河南消防署(平成12年10月建設・SRC造3階建て・延べ床1979平方m)についても、計画的に予防保全型の修繕を行い、長寿命化を図るという。同消防署内にある高機能消防指令センターについては、適切なメンテナンスを行っていくとした。

 南分署(昭和47年3月建設・S造平屋建て・延べ床235.44平方m)については、機能を他の署所に移転。消防本部・中央消防署の建替工事完成までに、廃止を含めて検討するとしている。

 消防本部・中央消防署の建て替えについて、庁舎棟は、▽消防本部(消防長室、事務室、給湯室、消防団室、消防団倉庫、書庫、印刷室、防火衣室、下足ロッカー室、更衣室、器具庫・倉庫、多機能会議室、椅子等資機庫)、▽消防署(事務室、給湯室、出動準備室、資機材庫・応急手当資材庫、防火衣洗浄・乾燥室、下足ロッカー室、防火相談室、 書庫、食堂・厨房、休養室、仮眠室、浴室・脱衣室、洗濯室、洗面所、女性スペース、体力錬成室、倉庫、リネン室)▽共有部(機械室・発電機室、ポンプ室、風除室、トイレ、廊下・階段等、エレベータホールなど)▽1線車両車庫(駐車スペース、消毒室、救急資機材庫、ボンベ充填室、ボンベ保管庫、油庫、バッテリー室)▽2線車両車庫-で構成。

 訓練施設は、主塔が地上6階地下1階建てで高さ約20m。補助塔が2階建てで高さ約10m。その他施設として、倉庫、来庁者用駐車場・駐輪場、国旗等掲揚塔、出動表示板、懸垂幕装置、ホース乾燥設備、避雷設備、太陽光パネル等を備えるとした。

 整備にあたっては、ユニバーサルデザインを基本とし、見学コースの設置など親しみやすく安心感を与える庁舎とする。省エネ対策として、新エネルギー資源を積極的に活用。給排水設備は緊急時に配慮した計画とし、館内放送設備は非常電源内蔵型アンプとする。

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