新利根庁舎など解体 普通建設費28%増 桜川地区統合小で設計費(稲敷市予算案)

[2018/3/9 茨城版]
 稲敷市(田口久克市長)の30年度当初予算案は、一般会計が215億8500万円で、前年度当初比5.9%の増額となった。30年度は、重点施策に設定した3つの柱の下、公共施設再編事業や橋梁維持補修事業、桜川地区統合小学校の設計、あずま東小学校と東中学校の大規模改修、江戸崎体育館改修工事などを計画している。

 一般会計に占める普通建設事業費は30億3209万円で、東中学校大規模改修工事や統合校などの学校再編事業などの事業費計上により、前年度当初比28.5%の伸びを示した。特別会計と企業会計を含めた総額は354億0902万円で、一般会計が伸びる一方、国民健康保険や公共下水道事業特別会計などの減額により、前年度当初比0.6%増とほぼ前年度並みを維持した。

 主な事業のうち、公共施設再編事業には4億9922万円を予算化し、新利根地区庁舎などの解体工事を進める。この事業では本年度、東本庁舎や桜川分庁舎などの解体工事を実施したほか、30年度の工事に向けて解体設計などをまとめた。30年度中には、桜川地区センターの外構工事や、新利根庁舎(商工会施設、給食センター、改善センター含む)の解体、旧新東小学校の体育館とプール解体などを行う計画で、庁舎関係については30年度中に完了する。

 学校再編事業には1億6259万円が予算化され、このうち桜川地区統合小学校の建設には基本設計と実施設計委託料に6521万円などを計上した。統合小学校は、旧桜川地区にある阿波、浮島、古渡の3小学校を統合するもので、建設地は古渡地区にある桜川総合運動公園内(柏木地内)の体育館跡地や多目的広場などを活用する。

 敷地内には、校舎棟と体育館、プール、グラウンドなどを整備する。校舎棟の規模は延べ約4000平方m程度を想定し、体育館は若干規定より広めにして開放型にする。1月に行われた基本設計の入札は、大野建築設計事務所(土浦市中高津)が落札。今後、基本設計を夏ごろまでにまとめ、30年度中に実施設計を策定するほか、体育館など既存施設の解体工事も行う。着工は31年6月議会後となる予定で、31-32年で工事を進め、32年4月の開校を目指す。

 学校関係ではこのほか、あずま東小学校の大規模改修工事に1億2790万円、東中学校の大規模改修工事に3億9228万円を予算化する。いずれも内外壁や設備の改修、トイレの洋式化などを行うもので、あずま東小学校は岡野建築設計事務所(つくば)、東中学校は大野建築設計事務所で設計をまとめた。

 江戸崎体育館の改修工事は、工事費に1億4976万円を予算化した。この工事では当初、29-30年度の継続費を設定していたが、継続で工事を行うと施設利用のできない期間が生じることから、単年ごとの工事に切り替えて実施している。本年度はサブ体育館の空調整備などを行っており、30年度は残りの照明関係などを整備する計画だ。

 このほか、江戸崎PA利活用検討調査委託料に1299万円を予算化し、PAの様々な活用形態を探る。橋梁維持補修事業では新利根橋撤去などに2億0400万円、市道の合併特例債対象事業では排水整備工事などを行う江3217号線に1億4000万円を投じるなど、総額4億4275万円を予算化する。

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