磯原中改築で設計費 都計道 駅西停車場豊田線の整備着手(北茨城市予算案)

[2018/3/10 茨城版]
 北茨城市(豊田稔市長)は、開会中の第1回市議会定例会に30年度の当初予算案などを提案している。一般会計の総額は、前年度当初比9.2%(18億8500万円)減の185億円となった。主な事業は、磯原中学校校舎改築事業の基本・実施設計に着手。都市計画道路の整備では北町関本中線や北町浜田線の工事を県とJRに委託し進めるほか、駅西停車場豊田線の用地測量・不動産鑑定に着手する。

 投資的経費は32億4225万円で、前年度当初比43.0%(24億5048万円)の減額。主な要因は、水産業共同利用施設復興整備事業の補助金のほか、関南小学校外構工事費や磯原中学校用地購入費、生涯学習センター施設整備工事費、東日本大震災震災復興事業や磯原地区公園拡張工事の進捗による減などが挙げられる。

 上水道、工業用水道及び市民病院の企業会計予算案の合計額は69億4588万円(前年度当初比9.6%増)で、いずれも前年度当初比で増加した。このうち水道事業は、老朽化に伴う配水管布設替工事費のほか、華川浄水場更新事業の28-32年度5カ年継続費(総額46億1133万円)のうち30年度分12億9686万円を計上した。特別会計も加えた30年度当初予算案の総額は、352億5504万円(同5.5%減)となる。

 主な重点事業は、東日本大震災復興推進事業費で津波避難道路整備事業や磯原地区防災集団移転跡地整備事業などに総額6億9488万円を計上した。津波避難道路整備事業では、神岡下地区で江戸上川に架かる橋梁の下部工および道路改良のほか、中郷地区は踏切および市道0113号線(高萩・磯原線)交差点との取付部の工事などを予定する。

 衛生費では、一般廃棄物処理基本計画の策定と清掃センター更新調査事業に合わせて564万円を予算化した。現行の一般廃棄物処理基本計画の更新を行うほか、建設から39年が経過した清掃センターの再整備について、事前調査の結果を踏まえた基本計画を策定する。

 31年国体関連事業は、常磐道北茨城ICから国体会場となる磯原地区公園テニスコートまでの誘導路となる市道0109号線の道路等舗装整備を行うほか、会場近くに仮設駐車場の整備を予定している。また、磯原地区公園に現在あるテニスコート(3面)を多目的屋内スポーツ施設に再整備するため2億7000万円を充て、フットサルなどに利用できるようにする。

 道路新設改良費では、第一磯原陸前浜街道人道跨線橋基本計画委託料150万円を予算化した。磯原町磯原地内の国道6号とJR常磐線、市道が3列平行に走っている区間で、地元住民が利用する車両通行不可の踏切を閉鎖するにあたり、同地に人道跨線橋の設置を求める声があるため、事業化に向けて調査を行い基本計画を策定する。

 街路改良事業には事業費5億1773万円を計上し、このうち北町関本中線の整備には、県への施工管理委託料3億4900万円とJRへの跨線道路橋建設委託費5109万円を含む4億1619万円を充当する。

 駅西停車豊田線整備事業は、磯原駅西から県道北茨城インター線を結ぶもの。現在の市道2248号線(延長518.47m、幅員2.52m)は、北茨城インター線へ直結していないためこれを廃止し、新たに市道2336号線(延長526.3m、幅員16m)を認定し整備に着手する。30年度は測量や不動産鑑定などを行う。

 教育費では、磯原中学校改築事業の実施設計委託料に9472万円を計上した。29年度の補正で繰り越す基本設計業務と合わせて、30年度早期に基本・実施設計に着手する。移転先は磯原町豊田の常磐道北茨城IC付近の約3万7000平方mで、新たに整備する駅西停車場豊田線に面した場所となる。

 また歴史民俗資料館(野口雨情記念館)では、老朽化した本館棟の大規模改修を実施するため2億7000万円を予算化した。本年度は展示室(約150平方m)を増築し、本館2階の展示品を移設した。30年度は本館棟の照明や空調、トイレなどの設備工事のほか、2階(会議室、和室)を収蔵庫兼作業室へと改修する工事を発注する。

 水道事業会計では、華川浄水場更新事業(28-32年度継続事費総額46億1133万円、28年度2億6650万円、29年度3億7809万円、30年度12億9686万円、31年度5億2942万円、32年度21億4045万円)で管理本館の建築、濃縮槽と排水池の築造、機械・電気設備の工事に着手する。また老朽施設の更新では、市内各所の配水管布設替工事のほか、中郷簡易浄水場の電気設備更新を行う。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.