県営10地区に8.2億円 農業農村整備29年度補正 前倒しで中島堰改修 圃場下稲葉は排水樋管

[2018/3/13 栃木版]
 県農地整備課は、29年度2月補正予算における農業農村整備事業の実施地区と配分額をまとめ、県営3事業10地区に事業費が8億2900万円となった。TPP対策として圃場の区画整理等を実施する農地整備事業は、山口(日光市)、塚崎・東野田(小山市)、下稲葉(壬生町)、荒井町島(大田原市)の4地区で事業費が5億3000万円。中山間地域の所得向上を目指した茂木南部(茂木町)には水路工として2100万円。防災・減災対策では、30年度前倒しで護床工に着手する中島堰(宇都宮市)をはじめ、調査設計を進めてきた押切用水堰(小山市)と八幡池(益子町)の工事費を配分、全体では5地区で2億7800万円となっている。

 補正予算は、基盤整備や振興施設整備などによる中山間地域所得向上支援事業を含むTPP対策、水利施設等の安全を担保した防災・減災対策事業の2施策に重点配分した。TPP対策では、圃場の大区画による生産基盤の向上や園芸作物などへの転換を含めた耕地の汎用性などを推進する基盤整備等に予算を配分した。

 農地整備事業の事業費は、山口が1億4500万円で区画整理13haを実施するほか、塚崎・東野田は暗渠排水41haの整備に1億6700万円となった。29年度新規の下稲葉は、面整備に先行し一級河川思川への排水を円滑にするため排水樋管1カ所の整備に1億7000万円を配分した。調査設計を進めてきた新規の荒井町島は、区画整理工5haに4800万円を配分している。

 農村地域防災減災事業では、河川応急が4事業、ため池等整備が八幡池に1800万円となった。河川応急では、美田東部頭首工(小山市、栃木市)の転倒堰ゲート改修に8000万円、小倉堰(栃木市)の洪水吐ゲート改修には1億円を充てる。押切用水堰の取水ゲート改修では4000万円を配分した。

 八幡池は、▽浚渫による有効貯水量1万2000立方mの確保▽取水施設2カ所の改修と簡易スライドゲートの設置▽排水容量向上のための流入調整桝設置とボックス工等による排水路の更新-などを実施する。

 工事は30年度当初予算と合わせ、30年度上半期までに発注していく見通し。

 地区別事業量と予算額は次の通り。(単位・万円、▼は新規)

《農地整備事業》

【経営体育成型】

▽山口(日光市)=区画整理13ha、1億4500
▽塚崎・東野田(小山市)=暗渠排水41ha、1億6700
▽下稲葉(壬生町)=排水樋管一式、1億7000
▽荒井町島(大田原市)=区画整理5ha、4800

《農村地域防災減災事業》

【河川応急】

▽美田東部頭首工(小山市、栃木市)=転倒ゲート改修一式、8000
▽小倉堰(栃木市)=洪水吐ゲート改修一式、1億
▽押切用水堰(小山市)=取水ゲート改修一式、4000
▼中島堰(宇都宮市)=護床工改修一式、4000

【ため池等整備】

▽八幡池(益子町)=ため池整備一式、1800

《中山間地域所得向上支援事業》

【中山間地域総合整備】

▽茂木南部(茂木町)=水路工1・3km、2100

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