駅前広場にトイレ新築 南小中学校 共用体育館の工事完了目指す(大洗町予算)

[2018/4/4 茨城版]
 大洗町(小谷隆亮町長)の30年度当初予算が、町議会第1回定例会で原案可決した。一般会計は前年度当初から2%増加し、83億1200万円を計上している。増加の主な要因は、2カ年継続事業の2年目となる南小中学校共用体育館の建設費の増などによるもの。普通建設事業費は6.9%増加して、11億4210万円となった。新年度は体育館整備を完了させるほか、船渡大洗線や若見屋平戸線の整備を引き続き推進する。また、都市再生整備計画事業は大洗駅前広場の屋外トイレ改築など、幕末と明治の博物館と斎場は空調改修工事を計画している。

 特別会計・企業会計の合計は55億2408万円で、前年度比11.1%の減少。国民健康保険特別会計が制度改正で21.6%減少したほか、公共下水道事業特別会計も17.3%、公園墓地事業特別会計も47.4%減少している。一般会計に特別会計・企業会計をあわせた予算総額は、3.7%減の138億3608万円となった。

 30年度の主な事業を見ると、大貫小と夏海小を統合し南中学校敷地内に設置した南小学校で、小中学校共用体育館の建設工事完了を目指す。この体育館には29年度1億9780万円、30年度4億9240万円の計6億9021万円に及ぶ2カ年継続費を設定しており、30年度はこの年度割の金額を予算化した。

 共用体育館は小学校校舎の隣りにRC造2階建て、1967平方mの規模で建設する。基本・実施設計は、パル綜合設計(水戸市)が策定。工事は建築を大貫工務店・雲井工務店JV、機械設備工事を大貫工務店(大洗町)、電気設備工事を泰明電設(水戸市)が担当し、昨年9月の議会後に着工している。30年度は下半期に新体育館を供用して、そのあと既存の中学校体育館を解体撤去する計画だ。

 震災復興と防災対策では、避難路となる若見屋平戸線整備事業費に1億2041万円を盛り込み、引き続き用地の取得できた箇所から整備を進めていく。船渡大洗線も7005万円を計上して、延長70mの道路改良工事を予定。いずれの路線も、復興創生期間内の完成を目指し全力で取り組む。

 また、防災備蓄倉庫を現在の小学校敷地内に新設する事業で、新年度は623万円を予算化。Jアラートの受信機更新では307万円を計上し、防災行政無線も34年度のデジタル化に向けて実施設計を策定する。

 都市再生整備計画事業には1億1784万円を盛り込み、30年度は大洗駅前広場の屋外トイレの改築や、漁港近くの漁村広場公園の一部約630平方mを駐車場に改修する。この事業は28年度から32年度までの5年間で、大洗駅前広場を町の玄関口に相応しく改修するとともに、駅前海岸線や大洗公園線の歩道照明設置などを行っている。

 事業のメインとなる駅前広場の再整備は、4800平方mの規模でロータリーや駐車場の改修、公衆トイレの設置などを計画しており、ミカミ(水戸市河和田町)で実施設計を策定。29年度は、公衆トイレ新築工事の実施設計を玄設計(水戸市酒門町)で策定している。

 道路の整備は、町道および排水路整備事業に8970万円を計上し、町道8-3020号線の道路改良工事、8-1081号線や8-1038号線の排水施設工事、8-1294号線の交通安全施設整備工事などを計画する。

 幕末と明治の博物館は老朽化した空調の改修に3864万円を計上し、町民会館は舞台吊物改修に331万円をそれぞれ予算化した。斎場も空調工事を計画し、事業費1672万円を計上している。

 特別会計は、公共下水道事業で管渠整備事業費に9656万円を計上し、「生活排水ベストプラン」に基づく幹線や枝線の管渠工事に取り組む。また、「公共下水道総合地震対策計画」に基づいて管路の耐震設計や耐震補強工事を進めるほか、避難所となる各小中学校にマンホールトイレを設置するための詳細設計を策定する。

 水道事業は、老朽管・石綿管の計画的な更新や下水道工事に伴う布設替え、配水場・浄水場の機器類の更新を計画。配水設備改良事業には1億8010万円を予算化し、既設配水管の布設替工事や浄水場・配水場の施設更新工事を実施する。

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