川島分署建設に着手 30年度予算 し尿処理設備改良で継続費(常総広域事務組合)

[2018/4/6 茨城版]
 筑西広域市町村圏事務組合(管理者・須藤茂筑西市長)はこのほど、30年度当初予算の概要を明らかにした。一般会計は59億8275万円で、前年度当初と比べて3.5%の減となった。また、筑西ふるさと市町村圏特別会計には662万円を計上した。30年度の主な事業は、筑西消防署川島分署建設工事に着手するほか、きぬ聖苑のA工区(式場棟)改修工事を行う。川島分署は第3四半期に一般競争入札による発注が予定されている。また、し尿処理施設基幹的設備改良事業では、14億3199万円(30年度1479万円、31年度602万円、32年度14億1118万円)の継続費を設定した。

 同組合は結城市、筑西市、桜川市の3市で構成している。プール・風呂・ジムがある「筑西遊湯館」や多目的運動広場・公園の「県西総合公園」、ごみ処理施設やリサイクルプラザ、し尿処理施設で構成された「環境センター」、斎場・火葬場の「きぬ聖苑」、消防・救急を担う「広域消防」「小児救急医療」「病院群輪番制事業」、および研修・訓練施設の「地域職業訓練センター」の運営・管理を行っている。

 筑西消防署川島分署建設事業は川島出張所の老朽化に伴い計画し、移転して建て替える。建設予定地は国道50号バイパスと県道舟玉川島停車場線交差点南側の布川地内で、敷地面積は2509平方m、建物の規模は約1350平方m程度とする。29年度には金田設計事務所(筑西市)で実施設計の策定に着手しており、事業費には9億5800万円(29年度4000万円、30年度3億6520万円、31年度5億5280万円)の継続費を設定した。建設工事は30-31年度で実施し、31年度の竣工を目指す。

 川島出張所は、昭和44年に下館市役所川島支所の一部を使用して運用を開始したが、庁舎の老朽化が著しく耐震性も確保されていない。そのうえ当初から消防庁舎として設計されたものでないため、必要な機能が不足している。

 川島地区の防災拠点でもあり、市民サービスの向上の面でも建て替えの必要性が求められていることから、分署体制へ移行する。あらゆる災害に強い災害応急対策拠点としての機能を持たせるとともに、新エネルギー資源を活用し、環境に配慮した施設とする考えだ。

 きぬ聖苑では、施設の老朽化に伴う建物の屋根や外壁などの改修工事に着手する。施設内の天井裏の雨漏りや外壁タイルの剥がれ、クラック、水漏れなどの補修工事を計画しており、工事は3カ年で計画的に行う考えだ。30年度はA工区(式場棟)、31年度はB工区(待合棟)、32年度はC工区(火葬棟)を予定する。設計はAOI建築設計事務所(筑西市)で策定した。

 30年度は、A工区として式場棟の屋根張替え(屋根平場885平方m)をはじめ、外壁タイル・モルタル塗り替え(790平方m)、外部通路床(ポーチ、ピロティ、歩廊)の黒御影敷石張替えなどを行う。工事費には3791万円を見込む。きぬ聖苑は平成5年に建設されたもので、火葬炉は6基設置されている。

 し尿処理施設基幹的設備改良事業は、循環型社会形成推進交付金事業を活用して実施する。30年度は長寿命化総合計画を策定するとともに、基本設計に着手し、31-32年度で基幹的設備の更新工事を実施して施設の延命化を図る。

 し尿処理施設は平成6年11月に竣工しており、建設後24年が経過した。重要設備において老朽化が進んでいることから、施設の機能保全と長寿命化を図るため事業へ着手する。

 このほか、筑西遊湯館の2階プール温水パネルヒーター更新工事、し尿処理施設の機械設備整備工事や破砕機カッターの交換および研磨工事、ごみ処理施設の落雷対策工事などを行う。また、組合事務所が入る消防本部の庁舎放送設備改修工事、明野分署と結城南出張所の庁舎防水工事を予定する。

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