芳志戸配水池を耐震補強 芳賀上水道が経営プラン 益子配水池は移設 西田井浄水場廃止し解体へ

[2018/4/7 栃木版]
 芳賀中部上水道企業団(企業長・見目匡芳賀町長)は6日までに、中長期経営プラン-新水道ビジョンと経営戦略-をまとめた。計画期間は、30~39年度までの10年間。同計画によると、施設整備では、管路の整備、石綿セメント管の更新、各所施設の設備更新などを行うほか、芳志戸配水池などで耐震補強工事を実施。益子配水池で移設工事、益子送水ポンプ場の築造工事を計画。西田井浄水場は廃止を計画しており、解体を行うという。

 芳賀中部上水道企業団では環境の変化に適切に対応するため、質の高い給水サービスを実現するための水道ビジョンと、経営基盤の強化を図る経営戦略を統合した、中長期経営プランを策定した。

 目指すべき方向性と施策について、安全・安心な水の確保では、水質検査計画を作成して検査を実施。水源管理、浄水管理、給水管理、水質管理までの全過程に存在する機器を抽出・特定し、継続的な監視・制御を行うための水安全計画も策定する。貯留槽水道管理者へ、清掃等の適切な管理の徹底の指導も図るとしている。自己水源の保全管理では、浄水処理施設のクリプトスポリジウム対策として、紫外線滅菌設備を整備するとしている。

 水道施設の計画的更新では、施設・設備・管路を計画的に更新するとしている。災害対策・体制の強化では、施設や管路の計画的な耐震化を実施する。

 経営基盤の強化では、施設の維持管理、重要度・老朽度に応じた計画的な施設整備、水需要の減少を踏まえた施設規模の適正化を進める、アセットマネジメントを推進。環境に配慮した事業運営では、設備更新に合わせてエネルギー効率の良い機種を選定し、省エネ対策に努めていく。

 資本的支出における建設改良費は、30年度当初予算では6億2292万円となっている。投資計画で建設改良費は、31年度が6億8301万円、32年度が5億3168万円、33年度が4億2881万円、34年度が7億2470万円、35年度が4億8811万円、36年度が4億0858万円、37年度が3億4277万円、38年度が4億2139万円、39年度が2億9769万円となっている。

 建設改良費の詳細について、31年度は浄配水施設の機械電気設備更新で2630万円、浄配水施設の移設・新設等で1億9060万円、管路整備で4億0461万円、設計等の委託料で6148万円を配分。32年度は浄配水施設の機械電気設備更新で439万円、浄配水施設の移設・新設等で2億5702万円、管路整備で2億2239万円、設計等の委託料で4787万円を配分。33年度は浄配水施設の機械電気設備更新で1843万円、浄配水施設の配水池耐震化で1億5768万円、管路整備で1億8366万円、設計等の委託料で6903万円を配分。

 34年度は浄配水施設の機械電気設備更新で8606万円、浄配水施設の配水池耐震化で1億7604万円、浄配水施設の移設・新設等で3億4382万円、管路整備で8429万円、設計等の委託料で3447万円を配分。35年度は浄配水施設の機械電気設備更新で3億7989万円、管路整備で5510万円、設計等の委託料で5311万円を配分。36年度は浄配水施設の機械電気設備更新で6940万円、浄配水施設の配水池耐震化で848万円、浄配水施設の移設・新設等で1億3284万円、管路整備で1億6013万円、設計等の委託料で3771万円を配分。

 37年度は浄配水施設の配水池耐震化で1868万円、管路整備で2億9285万円、設計等の委託料で3123万円を配分。38年度は浄配水施設の配水池耐震化で1億0465万円、管路整備で2億7794万円、設計等の委託料で3879万円を配分。39年度は浄配水施設の機械電気設備更新で1395万円、管路整備で2億5709万円、設計等の委託料で2691万円を配分した。

 施設整備については、30年度は老朽管更新計画や水安全計画などを策定するという。耐震補給工事は、33年度に芳志戸配水池のRC造施設の北側と南側、34年度に芳志戸配水池のPC造施設、36年度に西明寺配水池の57年度整備のRC造施設、37年度に西明寺配水池の平成6年度整備のRC造施設、38年度に大峰配水池のPC造施設で行うという。

 防水塗装工事は、30年度に台町配水場、31年度に大峰配水池で実施。大沢送水ポンプ場の更新工事は、31年度に実施。益子配水池の移設については、30年度に用地取得を行い、32年度に工事を実施。芳志戸浄水場での紫外線処理施設整備については、32年度に検討を行い、33年度に変更認可を取得し、34年度に工事を行うとした。益子送水ポンプ場の築造は、35年度に用地取得を行い、36年度に工事を行うとしている。

 機械や電気設備等の更新について、芳志戸第1水源は35年度と39年度に実施。八ツ木第1水源は、30年度と39年度に実施。八ツ木第2水源は、30年度、32年度、35年度、39年度に実施。伊許山送水ポンプ場は、30年度と34年度に実施。続谷送水ポンプ場は、36年度に実施。台町配水場は、35年度に実施。伊許山配水池は、34年度に実施。西明寺配水池は、31年度に実施。小泉ポンプ場は、33年度に実施。松本ポンプ場は、30年度に実施。竹内ポンプ場は、34年度に実施。刈生田ポンプ場は、36年度に実施する。西田井浄水場は廃止を計画しており、37年度に解体工事を行うという。

 管路整備については、配水管拡張事業や改良事業を進めるほか、排水本管整備事業や石綿セメント管改良事業を実施。排水本管整備事業や石綿セメント管改良事業は、33年度までの事業を予定している。

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