宇都宮市が30~32年度実施計画 6施策131事業で1281億円 LRT 駅東に着工、西側は詳細調査

[2018/4/12 栃木版]
 宇都宮市は、平成30~32年度の総合計画実施計画をまとめ、6施策体系で3カ年131事業の概算事業費に1281億2300万円を試算した。ネットワーク型コンパクトシティを目指し、LRTは宇都宮駅東の優先区間で工事に着手するほか、同駅西側への延伸を見据え詳細調査などを行う。駅東口は整備事業者を選定し、コンベンション施設に着工するため設計等を進めていく。新規では、オリオン市民広場の大規模改修を実施するほか、中央卸売市場の再整備に伴う施設設計に着手する。

 施策の体系と概算事業費では、[1]子育て・教育の未来都市の実現に向けて(子育て・教育・学習分野24事業)120億5900万円[2]健康・福祉の未来都市に実現に向けて(健康・福祉・医療分野7事業)18億0400万円[3]安全・安心の未来都市の実現に向けて(安心・協働・共生分野14事業)82億6600万円[4]魅力創造・交流の未来都市の実現に向けて(魅力・交流・文化分野14事業)23億1900万円[5]産業・環境の未来都市の実現に向けて(産業・環境分野27事業)270億2500万円[6]交通の未来都市の実現に向けて(都市空間・交通分野43事業)766億5000万円-6施策で構成。

 子育て支援では待機児童解消に向け、認定保育園の移行や既存保育園の増改築補助などとして3カ年で12億9000万円。宮っ子ステーション事業には4億6700万円。簗瀬・豊郷北・昭和の各小学校で子どもの家整備を行うほか、施設のあり方の検討にも着手する。

 公共施設におけるバリアフリー化では、戸祭と昭和地区コミュニティセンターへのエレベーター設置を行う。霊園は東の杜公園と河内北霊園の墓域や電気工事などとして1億7500万円。防災対策では、計画的な消防団詰所の整備に5億円。八幡山公園の急傾斜地対策に3カ年で2億5000万円を配分した。

 学校施設整備では、ゆいの杜への新設小学校をはじめ、トイレ改修などの老朽化対策で85億4000万円。体育施設整備には3カ年で15億4100万円。老朽化やニーズに対応した改善を進めていくもので、宮原運動公園の再整備に加え、北西部地域への新たな施設整備に向けた基本計画を策定する。

 河川整備は、御用川・奈坪川の都市基盤整備に14億1200万円、調整池をはじめとした越戸川などの準用河川と普通河川の整備には14億5600万円となった。ゲリラ豪雨など冠水被害解消に伴う道路排水施設等の整備に6億8800万円、橋梁の耐震対策では2億7800万円を配分した。

 上水道の6期拡張事業では、配水管新設や白沢浄水場への紫外線処理施設整備として19億3200万円。施設の耐震化は、導水管や松田新田浄水場排水処理棟などの工事に33億3500万円を計上。老朽管路の更新には3カ年で57億8400万円を配分している。

 下水道施設の幹線管渠の耐震化に12億6500万円。汚水管渠整備には34億7000万円を配分したほか、奈坪川1号幹線など下水道雨水管渠などの対策には20億3300万円を予算化している。処理場の整備では、河内水再生センターが水処理4系増設、上河内水再生センターは水処理2系増設工事を実施するほか、生活排水処理施設を対象に機能診断と最適化計画を策定する。

 宝木市営住宅は、耐震・改修の実施設計を行うほか、住戸改善に着手。「自転車のまち」の推進では、新たに森林公園における再整備基本計画を策定する。

 中央卸売市場は耐震補強に加え、機能の高度化など再整備に向け、実施設計を進めていく。3カ年の事業費は18億9200万円。大谷地区の観光振興では、大谷石建造物や地下空間、景観の新たな活用などの可能性と周遊拠点機能の形成に向けた調査に乗り出す。

 都市基盤整備のうちJR宇都宮駅東口地区は拠点施設整備の事業化に向け事業者を選定し設計・工事に着手する。同駅西口では交通基盤施設の規模・配置などを検討し、整備基本計画策定に向けた対応を進めていく。

 LRTはネットワーク型コンパクトシティ実現に向けた東西地域を結ぶ効果的な公共交通システムとして工事に着手、30年度は鬼怒川を渡河する橋梁工事や車両基地などに着手する計画。また、西側への延伸を視野に詳細調査を行うほか、JR宇都宮駅交差区間の検討を行う。大谷街道(県道宇都宮今市線)をアクセス路に東北道のスマートIC計画では、関連道路の整備とともに測量や用地買収などを進め工事に着手。3カ年の事業費は29億9400万円となった。

 総合スポーツゾーン周辺道路整備は、3カ所の交差点改良に2億5700万円。道路新設改良には29億4100万円となった。道路整備のうち都市計画道路には26億6900万円を配分、産業通り(陽東・陽南)、宇都宮日光線(一条)、鶴田宝木線の進ちょくを図る。自転車のまち宇都宮を推進するため、走行空間の整備等として5億2600万円を配分。公園施設の改修では、バリアフリー化を推進するとともに、宇都宮タワーの耐震化にも着手する。

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