都決の手続きに着手 内原駅南口周辺地区 自由通路や交通広場など(水戸市)

[2018/6/6 茨城版]
 水戸市は内原駅南口周辺地区整備事業で、5月31日に住民説明会を開催し、都市計画決定に向けた手続きに着手した。策定中の基本設計が近く完了する見通しで、市は南口交通広場と自由通路、自転車駐車場について8月下旬に開催予定の市都市計画審議会に諮る考え。決定は9月ごろを予定しており、引き続き本年度は実施設計を策定して、31年度に着工し33年度の供用開始を目指す。

 この事業は、社会資本総合整備事業(都市・地域交通戦略推進事業)で内原駅南口周辺地区に南北自由通路や駅南口広場などを整備することで、駅南北を一体化し「交通結節点としての機能強化」を図るものとなる。

 主な事業内容は、内原駅南北自由通路や内原駅北側自由通路を設けるとともに、内原駅南口交通広場や駅周辺3カ所に自転車駐車場を整備する。計画期間は29年度から33年度までの5年間、全体事業費は概算で18億円を予定する。

 都市・地域交通戦略推進事業は、都市・地域の安全で円滑な交通を確保し、魅力ある都市・地域の将来像を実現するもの。内原駅の周辺は、駅北の区画整理事業が27年3月に完了し、民間の複合型商業交流施設を核とした商業の集積をはじめ、駅北口広場などの都市基盤整備が進んでいる。魅力とにぎわいのある都市空間が形成されたことから、引き続き南口周辺地区を整備することで、駅南北を一体化し利便性の高い交通結節点として機能強化を図る。

 今回都市計画決定を行うのは、内原駅南口交通広場(面積約3800平方m)と内原駅南北自由通路(延長58m、幅員4m)、内原駅北側自由通路(延長61m、幅員2.5m)、および自転車駐車場が内原駅北口西側(約400平方m)、内原駅北口東側(約200平方m)、内原駅南口(約900平方m)の3カ所計約1500平方mとなる。

 現在は、南北自由通路および橋上駅舎をJR東日本水戸支社(水戸市)、南口交通広場や駅北側自由通路、自転車駐車場をミカミ(水戸市)に委託して基本設計を策定中。6月には完了することから、より確実かつ円滑に事業の推進を図るため、南口交通広場と自由通路、自転車駐車場について都市計画決定を行っていく。都市計画決定を受けた後は、引き続き実施設計の策定に移り、31年度からは工事に着手する。供用開始は33年度の予定となっている。

 内原駅ではこれら自由通路や交通広場などの整備に加え、駅舎の橋上化も進めている。29年5月には、JR東日本水戸支社と南北自由通路・橋上化整備の基本協定、および基本設計に係る協定を締結している。

 基本協定の内容は、内原駅南北自由通路および橋上化整備に関し▽事業の位置および範囲▽設計および工事の施工▽費用負担▽施設物の帰属および維持管理▽用地処理──などの基本事項について定めた。

 この基本協定に基づき、基本設計では▽公正性と透明性の確保▽設計の位置、内容および施工区分▽設計の工程▽設計の費用および負担──などを定めている。設計費用は、橋上駅舎が2310万円、自由通路が3088万円の計5398万円で、水戸市が負担金を支出する。

 橋上駅舎についても、南北自由通路とあわせてJR東日本で基本設計を策定しており、近く完了の予定。年度後半には実施設計の策定へと移行し、31年度から工事に着手して33年度の供用開始を目指す。

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