9地区で総事業費約51億円 土地改良事業の新規採択地区 武井地区で用排水工など(県農村計画課)

[2018/6/29 茨城版]
 県農村計画課によると、本年度の県内の農業農村整備事業は県営で8地区、団体営で1地区の計9地区が国補事業として新規採択された。これらの総事業費には、事業費ベースで県営事業が48億1900万円、団体営が3億2100万円の計51億4000万円を計画している。県営事業は、経営体育成基盤整備事業の利根西部地区(利根町)で区画整理を、友部中央地区(笠間市)で用排水や農道などを実施し、畑地帯総合整備事業は武井地区(結城市)で区画整理や用排水整備などを計画する。また団体営では、農業集落排水事業の大生原地区(潮来市)で機能強化対策事業に着手する。

 新規採択地区は近年、23年度が採択無し、24年度が9地区(約40億円)、25年度が14地区(約52億円)、26年度が17地区(約42億円)、27年度が10地区(約41億円)、28年度が12地区(約42億円)、29年度が11地区(約56億円)と推移している。

 県営事業のうち、経営体育成基盤整備事業の利根西部地区は30年度から35年度までの6カ年に総事業費9億0500万円を投じ、31.8haの区画整理を実施する。また総上・豊加美地区(下妻市)も同じく30-35年度で区画整理34.3haを計画し、総事業費は5億8300万円。蓮沼地区(筑西市)では22.6haの区画整理工を予定し、35年度までの6カ年で事業費に5億1700万円を見込む。

 友部中央地区は、35年度までの6カ年で農道工2km、用水路工14.2km、排水路工2kmを計画し、事業費8億2400万円を想定。牛堀地区(潮来市)も同様に、35年度までの期間と2億9400万円の事業費で、用水路工8.1km、排水路工0.4km、暗渠排水工12.8ha、客土工18.1haを実施する。

 畑地帯総合整備事業(担い手育成型)の武井地区は、30年度から35年度までの6カ年で総事業費に9億9000万円を見込み、農道工(延長973m)や区画整理工(整地工42.8ha、道路工延長8341m、排水工延長7972m、暗渠排水工15.4ha)、および農業用用排水工(パイプライン工27.4ha、用水機場1カ所、開水路工3272m)を実施する。

 かんがい排水事業(基幹水利施設ストックマネジメント事業)の島津用水機場地区(阿見町、美浦村)は、昭和61年に完成した機場の長寿命化対策を実施する。両吸込渦巻ポンプ(口径450mm2台)の更新や電動機の更新、弁類の更新、建屋の補修などを計画し、工事費に9900万円、測量試験費に700万円の事業費計1億0600万円を見込む。

 同じく大山沼排水機場地区(古河市)も、昭和63年度に完成した施設を計画的に補修更新して長寿命化を図る。立軸斜流ポンプ(口径500mm2台、800mm2台)の補修、電動機の更新、逆止弁の更新、電動弁の更新、受配電盤ほか付属設備の更新、除塵機の補修、吐水槽ゲート設備や排水樋門ゲート設備の補修などを行うため、工事費5億8600万円、測量設計費1400万円の事業費計6億円を予定する。

 団体営については、大生原地区農業集落排水事業の機能強化対策が新規採択された。30年度から32年度までの3カ年で事業費3億2100万円を予定し、処理施設・管路施設(中継ポンプ施設)を改築する。改築に際しては処理施設型式を変更するほか、回分槽機械設備の装置を変更。中継ポンプ施設でも機械電気設備を改築する。

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