養蚕橋架替で仮設橋 本年度の事業概要 筑西三和線BPは道路改良など(県筑西土木事務所)

[2018/8/1 茨城版]
 県筑西土木事務所(渡辺功技監兼所長)の本年度の事業概要によると、筑西幹線道路は筑西三和線のバイパス部で2.3kmの道路改良工事を実施するほか、国道294号筑西拡幅は栃木県境付近の4車線化に向け延長440mの道路改良舗装工事を行う。筑西つくば線は、事業中のバイパスの残区間で道路詳細設計や用地測量を実施するとともに、小貝川に架かる「養蚕橋」の架け替えで仮橋設置工事を予定。桜川は流下能力向上を図るため、河道掘削や護岸工事延長500mを計画する。

 本年度の主要事業を見ると、筑西幹線道路は北関道桜川筑西ICから古河市に至る計画延長約44kmのうち同事務所が28kmを担当し、うち13kmは既に供用している。現在は、主要地方道筑西三和線の鬼怒川大橋から八千代町境まで(結城市山王-粕札)の整備を進めている。

 この区間は筑西三和線のバイパス部で、22年度に概略ルートを確定して24年度から用地買収、25年度からは一部工事に着手した。県施工分の全体計画は延長3089m、幅員23.5mで、総事業費は約34億円。29年度末の進捗率は85%で、本年度は引き続き用地取得や延長2300mの道路改良工事を実施する。

 国道294号筑西拡幅は、28年度末までに筑西市梶内から野殿までの区間約5kmの4車線化が完了している。29年度からは引き続き、筑西市折本から栃木県境までの延長890mで4車線化事業に着手した。総事業費は約3億8000万円を見込み、29年度末の進捗率は45%。本年度は延長440mの道路改良舗装工事を予定する。

 主要地方道筑西つくば線は、交通量が多いにもかかわらず幅員が狭あいで歩道も無いことから、渋滞の緩和と安全性の確保を図るためバイパスを整備している。全体計画延長6960mのうち、主要地方道つくば真岡線から県道下妻真壁線までの約1700mはつくば明野北部工業団地へのファナックの進出に伴い、重点的に整備を進めて25年5月に供用。さらに南側の優先整備区間となる県道下妻真壁線から筑西つくば線現道まで、延長2180mもつくば明野北部田宿地区工業団地の造成完了に合わせて30年3月に供用開始した。

 現在は、この路線の起点となる筑西市村田地内の現道から県道つくば真岡線まで、延長約3.1km区間の整備を進めており、29年度末の進捗率は46%。本年度は残事業区間の道路詳細設計と用地測量を実施する。

 また、筑西つくば線の小貝川に架かる「養蚕橋」は、架橋から52年余を経過して老朽化が進むとともに、側道橋を設置しているが小貝川河川整備計画との整合が取れておらず治水上好ましくない状況となっていることから、耐震化を図る上でも架替事業を進めている。

 全体計画は延長560m(うち橋梁174m)で、幅員14m。また延長640m(うち橋梁197.1m)の迂回路を設置する必要があり、総事業費は30億6000万円を見込む。25年度から事業を開始し、28年度に用地取得、29年度に工事に着手した。本年度は用地取得のほか、延長197.1mの仮橋設置工事を行う。

 一般県道東山田岩瀬線は北関道桜川筑西ICへのアクセス道路として、また地域の生活道路や通学路としても重要な幹線道路だが、幅員が狭あいで歩道もなく車両のすれ違いが困難な個所もあることから、通学児童の安全や円滑な通行を確保するため7年度からバイパスおよび現道拡幅の整備に着手した。

 全体計画延長8280mのうち、28年度に筑西市区間のバイパス整備が完了するなど約5500mの整備が完了しており、進捗率は66%。現在は桜川市区間で用地取得を進めており、用地が取得できた箇所から工事を実施するなどバイパスの整備促進を図っている。

 県道岩瀬二宮線は、筑西市小栗地区から下高田地区の区間の幅員が狭あいで歩道もなく車両の相互通行に支障を来たしていることから、延長3kmのバイパス整備を進めている。8年度に事業に着手して、25年度までに加草橋を含む下高田地区の延長1.8kmが完成している。

 29年度末の進捗率は70%で、本年度は昨年度に引き続き用地取得を進め、用地がまとまった箇所から工事を実施する。道路改良工事については、延長100mを計画している。

 一級河川桜川は管内の管理延長約38kmのうち、真壁工区(延長11.75km)と大和工区(同4.75km)のあわせて約16.5kmで昭和50年度から治水事業に着手した。このうち真壁工区の山口川合流点までの8.2kmは、台風で被害を受けたことから緊急改修区間として河道掘削や築堤、橋梁・堰の改築などを実施し、流下断面を阻害していた構造物は概ね完了した。大和工区は流下能力を高めるため、阿部田橋付近の局所的な屈曲部を解消している。

 総事業費は約200億円で、29年度末までに築堤7600mと橋梁13橋など62%が進捗。本年度は下流の筑波工区の進捗状況を考慮しながら、流下能力向上に向けた河道掘削や屈曲部の解消、伐採などを進める方針で、河道掘削と護岸工事は延長500mを計画している。

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