農産物販売の拠点に 常総IC周辺整備事業 道の駅基本構想を策定(常総市)

[2018/8/2 茨城版]
 常総市は、圏央道常総IC周辺地域整備事業区域内に整備を計画する「道の駅」の基本構想を策定した。本年4月にはIC周辺整備事業を担当している産業拠点整備課内に「道の駅整備推進室」を設置し、引き続き年度内に基本計画をまとめる計画だ。順調に進めば31年度に設計、32年度後半に着工し、IC周辺整備事業と合わせて34年度中の整備完了を目指す。

 この事業では、常総IC周辺の市街化調整区域約62haのうち、国道294号東側の都市エリア(事業区域約30.7ha)について土地区画整理事業の事業認可を3月に取得し、4月に土地区画整理組合が発足した。本年度は造成工事にも着手する計画で、今月中に仮囲いを開始し、9月には着工する予定となっている。西側の農地エリア(事業区域約14ha)では、調整区域のまま市施行の土地改良事業で農地の集約・大区画化を図る計画で、32年度の認可取得を予定している。

 道の駅は、都市エリア内北側の国道294号線隣接区域に整備を計画する。29年度には、IC周辺整備事業の業務代行予定者である戸田建設で、基本構想・基本計画の策定に着手。基本構想を29年度末までにまとめ、引き続き市民や有識者会議などの意見を踏まえながら基本計画の策定を進めている。

 IC周辺整備事業では、農業との融合による産業団地「アグリサイエンスバレー構想」の実現を目指しているが、今回策定した基本構想では、道の駅をアグリサイエンスバレー構想における農業生産物の販売を担う役割として位置付けている。地方創生として新たな交流拠点の創出への期待が高まっていることから、▽基幹産業である農業を活かした新たな産業拠点▽交流人口の拡大▽市の魅力の発信▽防災機能の向上──の実現を目的に道の駅を整備する。

 道の駅の整備に当たっては、国交省の登録を受ける道の駅エリアと、官民連携で道の駅と一体的な活用を想定する民間エリアの2つに分け、それら全体を集客施設ゾーンとして捉え、相乗効果が図れるよう検討する。具体的には、南北に長いエリアの北側を道の駅エリア、南側を民間エリアとし、民間エリアについては道の駅と重複しない機能の誘致を図る考え。民間の誘致は戸田建設が進めるが、温浴施設や宿泊施設などの整備などを想定しているという。

 道の駅内には、休憩機能や情報発信機能、地域連携機能のほか、防災機能を加えた4機能の設置を基本とするが、これらの具体的な内容や施設規模などについては、近く議会などに説明する方針だ。整備手法は一体型を想定し、国道294号の管理者である県との協議にも着手した。

 本年度は、基本構想を基に基本計画の策定などを進め、31-32年度の2カ年で設計をまとめていく。着工は32年度の後半ごろに着手し、34年度中の開業を目指して工事を進める計画だ。

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