境岩井BPの改良など 本年度事業概要 古河境BPも本年度に補助事業化(県境工事事務所)

[2018/10/6 茨城版]
 県境工事事務所(瀬川潔所長)の本年度の事業概要によると、国道354号は境岩井バイパスの残る優先区間を急ぐほか、新4号国道

と連絡する古河境バイパスも本年度から補助事業化して整備を進める。県道結城坂東線は坂東インター工業団地アクセス道路と連

動した整備を実施し、県道幸手境線バイパスは埼玉県に「新上船渡橋」(仮称)の工事負担金を支出する。女沼川の河川改修事業で

は、立体交差部のトンネル本体が概成することから、引き続き釈水水門への取り付けや上流側の整備を実施する。

 同事務所は古河市、坂東市、五霞町、境町の2市2町を管轄している。管内は圏央道が横断し、幹線道路が南北に国道4号と新4号

、主要地方道結城野田線および結城坂東線、東西に国道125号と国道354号、主要地方道つくば古河線および土浦境線が連絡する。

国道4路線と主要地方道7路線、一般県道20路線をあわせ、31路線の実延長は約309kmで、改良率は国道が99・7%、県道が78・8%と

なっている。

 河川は、国管理3河川、県管理12河川の一級河川が流れ、流路延長は左右岸あわせて約324kmとなる。要改修延長は301kmでこのう

ち改修済みが140km、整備率は46・6%となる。

 本年度の主な事業を見ると、国道354号は岩井バイパス(延長2300m)の整備を27年度に完了させ、続けて境岩井バイパスの整備を

進めている。圏央道と連携し沿線の工業団地の物流ルートとしての役割が期待されており、坂東市や境町の市街地部の渋滞緩和や

圏央道のアクセス道路として、13年度から整備に着手している。

 バイパス全体は境町猿山から坂東市生子までの延長6300mで計画するが、特に圏央道境古河ICに接続する主要地方道結城野田線か

ら若境線までの2km区間を優先区間として整備している。このうち、結城野田線から境町道1-7号線までの940m区間は、圏央道境古

河ICの開通に合わせて27年3月に供用を開始した。

 29年度末の進捗率は40%で、本年度は引き続き境町道から若境線まで残る優先区間の用地買収や道路改良舗装工事を行うととも

に、先線となる若境線から国道354号現道までの区間についても測量や道路・橋梁の詳細設計を実施する。

 なお、この境岩井バイパスと新4号国道を連絡する「古河境バイパス」(延長約3・2km)についても、本年度から国の補助事業で事

業化されている。

 県道結城坂東線は、坂東市街地部の交通渋滞緩和や圏央道のアクセス道路として、18年度からバイパス事業に着手している。全

体延長は3000m(幅員16m)で、総事業費は34億円を計画する。国道354号バイパスより南側は、坂東市の合併市町村幹線道路緊急支援

事業で整備が進められ、27年3月に開通している。また、結城坂東線の現道から圏央道坂東ICに接続する740mも圏央道の開通にあわ

せて工事を完了した。

 現在は南側の残る約1900m区間で引き続き整備を進めており、特にIC南側の300m区間で坂東インター工業団地アクセス道路(市事

業)に合わせた整備を実施している。29年度末の進捗率は23%で、本年度は残る約1900m区間の用地買収を全面的に進め、用地がま

とまった区間から道路改良工事に取り組む。

 県道つくば古河線バイパスは、25年3月に開通している柳橋恩名線(延長6200m)と広域農道を結び、筑西幹線道路の当面のルート

として整備している。全体計画延長470mで27年度から事業に着手し、28年度には古河名崎工業団地の南東部の拡張区域内で道路舗

装工事を実施し、暫定2車線で供用開始している。

 県道幸手境線は、県西部と埼玉県東部地域を結ぶ重要な役割を担っているが、現道部が狭あいで屈曲箇所が多いため、10年度か

らバイパス事業を実施している。25年度からは国補事業化され、29年度末の進捗率は62%となっている。本年度は、埼玉県が施工

する中川に架かる「新上船渡橋」(仮称)の工事を進めるため、埼玉県との協定に基づく事業負担金を予定する。

 女沼川は現況河川の流下能力が小さく、大雨時に流域内でたびたび浸水被害が発生しているため、新たな利根川合流点(新設の釈

水水門)から国道354号(下辺見橋)までの延長5500mを、小規模河川改良事業として3年度から整備に着手した。現在は、総合流域防

災事業で新たな利根川合流点から県道つくば古河線(才塚橋)まで、3700mを整備している。

 これまで、県道つくば古河線までの用地取得や掘削・築堤、市道橋3橋、伏越工1基の整備を進めており、23年度からは伏越工(古

河市中央排水路の立体交差部)に着手した。この水路トンネルの本体工事が概成することから、引き続き本年度は釈水水門への取り

付けおよび上流側の整備を実施する。

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