小勝地区・大沢地区で改良 笠間緒川線・大子美和線 整備促進を要望(笠間大子線同盟会)

[2018/10/30 茨城版]
 笠間大子線改修期成同盟会(会長・綿引久男大子町長)はこのほど、県土木部に「主要地方道笠間緒川線・大子美和線の整備促進に関する要望書」を提出した。沿線住民の生活利便性や通勤通学時の安全性向上はもとより、観光シーズン時の渋滞緩和を図るためにも、笠間緒川線の城里町小勝・塩子地区、大子美和線の大子町大沢地区および常陸大宮市高部地区)について、早期の道路改良とその予算確保に特段の配慮を求めた。

 主要地方道笠間緒川線(延長47・5km)と大子美和線(同17・7km)は、栃木県境に沿う形で笠間市から大子町を結び、沿線住民の重要な生活道路であると同時に、袋田の滝や「ツインリンクもてぎ」などへの観光用道路としても大きな役割を担っている。特に観光シーズンは、笠間市と大子町の両観光地を短距離で結ぶことから、渋滞の激しい国道50号と国道118号の迂回路の役割も担っている。

 しかしながら、特に山間部は狭あいで屈曲し、車両のすれ違いが困難な箇所、改修の進んでいない箇所が多く見られ、地域の住民や事業者から早期の改修が求められている。綿引会長は「沿道の土地利用や地域住民の利便性に配慮した整備促進と予算配分に特段の配慮を」とあいさつし、伊藤敦史土木部長に要望書を手渡した。

 要望箇所は、城里町区間が笠間緒川線の徳蔵・小勝地区延長2940mと塩子地区延長3200m。この区間は朝夕の通勤車両の通行をはじめ、「ツインリンクもてぎ」でのレース開催時には交通量が増加するため、地域住民の安全確保の面からも早期改良を要望した。

 特に小勝・塩子区間は、屈曲し道路幅員の狭い箇所が多く、冬季には路面が凍結して通行が困難になる。「仏国寺」付近の区間は沿線に陸上自衛隊の訓練所があり、特殊車両の通行もあることから早急な整備を求めた。

 大子町区間は、大子美和線大沢地区の切草(延長720m)、水貫(同2020m)の1区間2カ所の整備を要望。この区間も屈曲し狭あいな箇所が多く、地形的にも日陰となって冬季の路面凍結に悩まされているほか、小中学生の通学路としても利用されていることから、安全確保の面からも早急な整備を要望した。

 常陸大宮市区間は、高部地区の延長600mの整備を要望。この区間も屈曲し道路幅員が狭い箇所が多く、視距不良を引き起こしているため、交通の安全確保の面から早急な整備を求めた。

 これに対し、県から整備状況を報告。笠間緒川線は小勝地区の事業区間延長2940mのうち、これまでに2060mが供用済みで、本年度は延長490mで道路改良舗装工事を行っている。

 大子美和線の大子町大沢地区は、水貫地内の要望延長2020mのうち、西側の250mを19年度までに供用している。現在は要望区間の東側、峠部分の延長880mで事業を実施しており、28年度にはこのうちの160mが供用した。本年度は、引き続き延長440mの道路改良舗装工事と、延長40mの道路改良工事(盛土工)を実施する。

 また切草のアップルライン入口付近は、全体延長720mのうち560mを21年度までに供用した。本年度は、延長160mの道路改良舗装工事を実施する。

 同じく大子美和線の常陸大宮市高部地区は、延長450mを29年度に事業化して路線測量を実施している。今後については、整備の進め方について検討していくとしている。

 要望を受けた伊藤部長は、用地取得の協力を求めるとともに「これからは地域振興とインフラ整備を一体的に進めていく必要がある」と述べ、今後とも道路整備について引き続き地元市町村の協力を求めた。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.