大貫町の歩道完了へ 県に要望 橋爪地区改良を年度末に発注(大洗友部線同盟会)

[2018/11/1 茨城版]
 大洗町、鉾田市、茨城町、笠間市の2市2町で構成する主要地方道大洗友部線改良促進期成同盟会(会長・山口伸樹笠間市長)は

このほど、県庁に県土木部の伊藤敦史部長を訪ねて、大洗友部線の整備促進に関する要望書を手渡した。これに対し県は本年度

、大洗町大貫町の歩道設置について残る工事を発注して年度内の整備完了を図るとともに、茨城町で事業中のバイパス整備は八

枚方橋前後の盛土工事を実施し、笠間市橋爪地区でも道路改良舗装工事を年度末に発注すると明らかにした。

 大洗友部線は、大洗町を起点に鉾田市、茨城町、笠間市を東西に結ぶ総延長約33kmの主要地方道路。観光地と観光地を結び、

国道51号、国道6号、国道355号に接続する重要な幹線路線であり、東関道や常磐道、北関道に至るアクセス道路として、さらに

は緊急輸送道路としての役割も担っている。

 これまでこの路線は、幹線道路へのアクセス道路として整備が進められ、25年3月には大洗町神山地内のバイパスも供用された

。しかしながら、依然として一部区間に幅員狭小、屈曲、歩道未設置など改善を要する箇所が多く残っており、山口会長は「県

も事業進捗を図っているが、まだまだ課題が残っており、解決のため県の特段の配慮を」と要望した。

 同盟会の要望個所は6カ所。このうち大洗町は、南小学校や南中学校の通学路となっていながら歩道が未設置となっている大貫

町の延長250mの歩道設置の早期完成と、同じく成田町の890mの歩道設置の早期事業化を要望した。

 鉾田市は箕輪地区で、涸沼駅手前の県道下太田鉾田線とのT字路交差点部のバイパス整備を要望した。茨城町は、海老沢・神宿

・駒場地区で延長2800mの現道拡幅の早期事業化と、小鶴・越安・蕎麦原・駒渡地区で整備中のバイパスの早期完成を要望した。

 笠間市は、橋爪地内の未改良区間550mの道路改良および宍戸橋付近の交差点改良を要望。宍戸小学校に通学する児童の安全を

確保するため、涸沼川の河川改修とあわせた早期完成を求めた。

 これに対し、県は事業箇所の状況について説明。大洗町大貫町の歩道設置は「成田町地区にあった夏海小が統廃合されたこと

から、大貫町地区の整備を優先して進めている。昨年度に用地買収が完了し、現在、延長50mの擁壁工事と歩道整備工事を実施し

ている」と報告し、本年度に残る延長200mの擁壁工事と歩道整備工事も実施して、事業を完了させる意向を示した。

 また、成田町の歩道設置は「大貫地区が本年度に完了することから、早期に事業化できるよう、町が策定する通学路安全プロ

グラムへの位置付けや優先工区の設定などについて、町や警察など関係機関と協議を進めていく」と述べた。

 鉾田市箕輪地区のバイパス整備は「28年2月に地元から事業再開の了解が得られ、29年度に詳細設計や用地測量の立入説明会を

実施した。その後、用地測量業務を実施し、現在は用地取得を進めている」と報告し、今後については「用地買収が完了した区

間で工事を進め、早期供用を目指す」と話した。

 茨城町の小鶴~越安~蕎麦原~駒渡地区のバイパスは、これまで茨城中央工業団地から茨城町運動公園までの1300mを優先して

整備を進めており、現在までに全ての用地取得が完了している。工事については「八枚方橋北側の盛土工事を発注したほか、こ

のあと、八枚方橋南側の盛土工事も発注を予定している」と報告した。

 また、この事業中区間の東側の約1800mも「事業の推進を図るため、本年度から用地取得を進めており、国道6号までの区間を

早期完成できるよう努めていく」と説明した。

 一方、海老沢~神宿~駒場地区の早期事業化については「現在、小鶴-駒渡地区を最優先に整備を進めていることから、事業中

路線の進捗状況を勘案し、圃場整備事業との調整を進めながら道路計画を検討していく」と理解を求めた。

 笠間市橋爪地区の交差点改良・道路改良は「これまで約7割の用地取得が完了しており、28年度の補正予算で事業箇所の東側

200m区間の改良舗装工事を実施して、29年度に完了している」と報告し、「本年度は家屋連担箇所の用地取得を進めるとともに

、年度末には改良舗装工事を発注する予定」と明らかにした。

 最後に伊藤部長は、「通学路に指定されている箇所はしっかりと整備するとともに、車の通行に支障を来しているような箇所

も解消していきたい」と意気込みを示し、また同盟会にも路線強化を継続していくために用地取得の協力を求めた。続けて「現

在整備している路線が完了してからではなく、完了しそうになった段階で、次の路線の整備に着手していきたい」と話した。

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