設計図書の公募開始 し尿処理施設 基幹的設備改良工事で(龍ケ崎衛生組合)

[2018/11/10 茨城版]
 龍ケ崎地方衛生組合は8日、し尿処理施設「龍の郷・クリーンセンター基幹的設備改良工事」に関する見積設計図書の公募を開始した。工事は既存3施設の統合と長寿命化を図るもので、31-32年度で実施する予定。既存の3施設を統合することにより、適正規模の処理施設として整備する。公募要領の配布は21日まで、質問の受付は12日から14日までとなる。提出表明書の受付は21日まで、見積設計図書などは12月5日から7日まで受け付ける。

 改良工事は、148キロリットル/日施設の一部と55キロリットル/日施設を対象に実施する。148キロリットル/日処理施設の一部は、25-26年度で長寿命化を行ったが、今回は前回行わなかった部分の工事を実施する見込みだ。3施設を統合した後の施設規模は、計画処理能力1日あたり218キロリットル(し尿1日あたり24キロリットル、浄化槽汚泥1日あたり194キロリットル)。水処理は高負荷脱窒素処理方式および固液分離処理方式、汚泥処理は脱水、脱臭は高濃度臭気が生物脱臭+活性炭吸着、低濃度臭気が活性炭吸着とする。

 参加資格は、清掃施設工事に係る特定建設業の許可を有する者であることや、循環型社会形成推進交付金事業として実施されたし尿処理施設(汚泥再生処理センターを含む)を設計・施工一括発注方式(性能発注方式)で発注された基幹的設備改良工事の実績、高負荷脱窒素処理方式を採用したし尿処理施設、および浄化槽汚泥の混入比率の高い脱窒素処理方式を採用したし尿処理施設の建設工事をいずれも元請けとして受注した実績があることなどとなる。

 工事の概要は、基幹的設備の改良による施設延命化と、二酸化炭素排出量を20%以上削減するもの。設備などの更新や改修を行うこととし、機械設備工事、配管設備工事、電気・計装設備工事の一切を含む。

 148キロリットル/日施設では前処理設備更新工事をはじめ、希釈放流設備改修工事を予定。55キロリットル/日施設では前脱水装置整備工事や汚泥乾燥設備解体・撤去工事、前脱水汚泥場外搬出設備整備工事を実施する。また148キロリットル/日施設の中濃度臭気を処理している102キロリットル/日施設の脱臭設備は廃止する。これに伴い55キロリットル/日施設も併せた施設全体の脱臭計画を見直して、必要な脱臭設備整備工事を行う予定だ。

 クリーンセンターは龍ケ崎市板橋町字安台に立地しており、102キロリットル/日施設(5年3月竣工)、148キロリットル/日施設(10年3月竣工)、55キロリットル/日施設(18年3月竣工)の3施設で構成されている。このうち、148キロリットル/日施設は老朽化した汚泥乾燥設備を廃止し、場外搬出設備に転換することにより二酸化炭素排出量の削減と施設の延命化を図った。102キロリットル/日施設は老朽化により水処理と汚泥処理が休止中だが、統合により適正規模の処理施設とする。

 組合圏域(龍ケ崎市、牛久市、取手市、利根町、河内町、稲敷市、美浦村、阿見町)では下水道の推進や人口減少に伴い処理量が減少傾向にある。組合では現有施設の課題を解消し、効率的かつ効果的に施設の機能を維持するとともに、二酸化炭素排出量の削減により地球温暖化対策を図っていく考えだ。

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