早期4車線化完了を 常総BPとふれあい道路 期成同盟会が県に要望

[2018/12/20 茨城版]
 下妻市・つくばみらい市・常総市の3市で構成する常総バイパス整備促進期成同盟会(会長・神達岳志常総市長)と、下妻市・八千代町・常総市の3市町で組織する鬼怒川ふれあい道路建設期成同盟会(同)はこのほど、両路線の整備促進を求めて県土木部の伊藤敦史部長らに要望書を提出した。この中で県は、常総バイパスについて残る下宮地区1・6km区間の整備を実施していて、早期の完成供用を図ると説明。鬼怒川ふれあい道路は、都市計画道路鹿小路細野線と取手豊岡線の現道までの約300m区間の早期供用に努めるとともに、国道125号と県道高崎坂東線との交差部も歩道工事を推進して早期の完成供用を図る考えを示した。

 要望には神達会長のほか、つくばみらい市の小田川浩市長や八千代町の大久保司町長、各市町の議会議長および行政担当者らが出席。県議会からは、顧問を務める地元選出の飯塚秋男議員や飯田智男議員も参加した。

 要望に先立ち、両同盟会の会長を務める神達市長は「長く要望を重ね続け、国道294号バイパスについては下妻市の一部を除きほぼ4車線化が完了した」と感謝するとともに、「関東・東北豪雨の教訓を考えると、南北に走る道路は鬼怒川の西側にも必要。鬼怒川にかかる橋の渋滞解消のためにも、地域の交流促進のためににも、両路線の早急な整備を」と要望した。

 国道294号常総バイパスは、つくばみらい市から筑西市までの延長約40kmで計画し、このうち国道354号から筑西市の下館南拡幅までの延長約27・5km区間が13年度に常総拡幅として事業化されている。

 29年2月の圏央道常総IC供用開始にあわせて県も工事を急いだ結果、常総工事事務所管内では全体延長22・5kmのうち、これまでに20・9kmを4車線化している。これにより、残るは下妻市下宮地区の延長1・6kmとなっており、同盟会は早期整備完了を要望。これに対し県は、本年度にこの区間の整備を進め、早期の完成供用を図る考えを示した。

 一方の鬼怒川ふれあい道路は、常総市の主要地方道つくば野田線から筑西幹線道路方面へと南北に結ぶ広域幹線道路として構想されている。総延長は約30kmで、既設の県道や市町村道を拡幅して活用するほか、これらを接続する新設区間も検討する。事業はこれまでに、25年度に県道高崎坂東線バイパスの約1・2kmが開通している。

 今回の要望では、主要地方道取手豊岡線より以北、国道354号までの約1・5km区間について、常総市が実施している都市計画道路鹿小路細野線合併市町村幹線道路緊急支援事業の供用開始が30年度に予定されていることから、早期整備を要望した。

 また、国道125号と県道高崎坂東線との交差部の交差点改良工事を早期に実施するとともに、主要地方道つくば古河線と県道高崎坂東線の重複区間についても歩道を早期に整備するよう強く求めた。

 これに対し県は、事業の進捗状況を説明。まず県道取手豊岡線より北側については、整備効果の早期発現を図るため暫定2車線で整備を進めており、本年度は道路改良工事や地盤改良工事を実施していると報告した。特に、鹿小路細野線と取手豊岡線の現道までの約300m区間について「早期に供用できるよう整備を進める」と述べ、理解を求めた。

 また、国道125号と県道高崎坂東線との交差部は「本年度は国道125号の本線の道路改良舗装工事を進めており、今後は高崎坂東線の国道125号より北側の140m区間の歩道工事を推進して早期の完成供用を図る」と話した。

 つくば古河線と県道高崎坂東線の重複区間の歩道整備は、「本年度は用地取得を進めていて、31年度以降も引き続き用地取得を進め、まとまった箇所から工事に入っていく」と説明した。

 最後に伊藤部長は、国道294号の4車線化について「ようやく先が見えてきた。今後、圏央道の4車線化で交通量が増えるため、大きな軸でネットワークを作っていかなければならない」と述べた。

 また「今回要望のあった鬼怒川を挟む国道294号と鬼怒川ふれあい道路は、危機管理上、代替性を有していることから、災害時の対応としては心強いものとなる」との考えを示し、用地買収に地元市町村の協力を求めた。

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