常陸太田東BP交差部 来年度に改良工事 県へ事業促進を要望(国道349号期成同盟会/国道461号整備協議会)

[2018/12/21 茨城版]
 国道349号建設促進期成同盟会(会長・根本匠衆院議員)と国道461号整備促進協議会(会長・大久保太一常陸太田市長)はこのほど、県土木部に両路線の整備促進を求める要望活動を行った。国道349号は那珂常陸太田拡幅事業の早期完了を、国道461号は水府里美拡幅に加えて新たに上岡橋の架け替えを追加し、それぞれ事業の促進を強く求めた。この中で県は、那珂常陸太田拡幅事業で引き続き残る区間の道路改良工事などを進めるとともに、国道293号常陸太田東バイパスとの交差部について31年度に改良工事を実施する予定と明らかにした。

 国道349号建設促進期成同盟会は茨城・福島・宮城県にまたがる沿線18市町村で組織し、大久保市長が副会長を務める。国道349号は、その路程の多くで阿武隈山系を通過することから、狭あい・屈曲している箇所が未改良のまま数多く残されている。また、市街地部では大型車両が増加しており、さらに幹線道路の機能を補完できる道路としても、要望箇所の早急な整備を求めている。

 県内で整備を要望しているのは、那珂市杉から常陸太田市瑞龍町に至るバイパスの4車線化。この区間は暫定2車線で整備され、通勤時間帯や行楽シーズンには特に渋滞が発生していた。

 このため県は24年度から、この区間を那珂常陸太田拡幅事業として10.4kmの4車線化工事に着手。これまでに、那珂市側は常磐道立体交差から那珂市額田北郷地内までの約3.4kmの整備を完了し、常陸太田市側は三才町から馬場町までの3.14kmに加え、8月には幸久大橋を含む3.1kmも4車線供用した。

 県によると、残区間は磯部町から三才町までの650mと、最も北側となる瑞龍町の100mのみとなり、本年度は源氏橋と三才跨線橋の橋梁上部工、橋面工、取付部の道路改良舗装工事を進めている。

 また、瑞龍町の100m区間の国道293号常陸太田東バイパスとの交差部については、国道293号の整備と合わせて31年度に交差点部分の改良工事を進める予定と明らかにして、できるだけ早期の4車線化を目指す考えを示した。

 一方の国道461号整備促進協議会は、国道461号沿線に位置する日立市・高萩市・常陸太田市・大子町の首長や議会議長で組織する。この路線は未改良区間が数多く残され、橋梁の老朽化対策も求められていることから、通学路対策や観光シーズンの交通渋滞対策などとあわせて例年県に早期整備を求めている。

 今回の要望は、31年度予算編成で所要の道路整備予算の確保と、橋梁長寿命化や通学路安全確保推進にかかる防災・安全交付金の充実、および水府・里美間と大子・上岡間の重点整備を求めた。

 水府・里美拡幅は、常陸太田市上高倉町から折橋町までの延長7200m(幅員11m)を13年度に事業に着手した。このうち主要地方道常陸太田大子線から北側の延長3800m区間(通称・縦軸)を先行して進め、28年8月に縦軸全線が開通している。

 現在実施している下高倉・折橋工区(横軸)は、同市上高倉町地内から折橋町まで延長3400m、幅員8~10/6mで計画。急勾配となる箇所は延長約1500mの北沢トンネルを整備しており、本年度は道路改良舗装工事やトンネル工事を進めている。

 また大子・上岡間は、延長880mの道路改良を要望。常陸大子駅から上岡橋に進入する箇所が急カーブで幅員も狭いため、上岡橋架け替え(延長60m)による安全対策を求めている。

 県によると、この区間の手前に位置する大子橋(延長71m)の架替事業は本年3月に新橋の供用を開始し、引き続き旧橋撤去工事や護岸整備などを行って、本年度末には事業完了の予定。上岡橋の架け替えは、「事業化に向けた準備を進めている」と説明した。

 最後に伊藤敦史部長は「地元の熱意に応えられるように事業を進めていく」と話し、用地取得などに地元市町の協力を求めた。また「地域振興策と道路整備がセットできれば」との考えもあわせて示した。

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