普通建設費に約1087億円 新たにNEXTプロジェクトへ 市民会館とごみ施設が3割占める(水戸市実施計画)

[2019/1/16 茨城版]
 水戸市はこのほど、第6次総合計画に基づく3カ年実施計画(19-21年度)を策定した。主要施策の事業数は593件で、このうちハード施策は新規4件を含む174件となる。引き続き大型プロジェクトを推進するとともに、これまでの「魁のまちづくり重点プロジェクト」の成果を検証したうえで新たに「魁のまちづくりNEXTプロジェクト」を策定し、4つのプロジェクトを設定して178施策を位置付けた。普通建設事業費は、3カ年総額で1086億7950万円を計上。このうち大型プロジェクトは、新市民会館整備と新ごみ処理施設の整備で全体事業費が359億3600万円と、事業の進展に伴い前回計画から101億3500万円(22%)減少したものの、依然として総事業費の33.1%を占める。

 今回の実施計画は、基本的なコンセプトに[1]目標交流人口の実現[2]コンパクトな都市構造の構築[3]魁のまちづくりNEXTプロジェクト──を新たに位置付け、23年度の目標達成に向けて優先的に取り組む。あわせて、最終年度を迎えるまち・ひと・しごと創生総合戦略や県央地域定住自立圏共生ビジョン、20年4月の中核市移行に向けた取り組みを進めて「魁のまち・水戸」を目指す。

 魁のまちづくりNEXTプロジェクトは、▽未来への投資プロジェクト▽いきいき健康プロジェクト▽災害に強いまちづくりプロジェクト▽魅力・活力アッププロジェクト──の4つのプロジェクトを設定。これまでの重点プロジェクトから引き続き「教育・子育て支援」「災害対策」「地域経済の活性化」を取り組むとともに、新たに「健康、生きがいづくり」について重点化を図る。

 プロジェクトの事業数は178件で、うち新規は9件。このうちハード施策は「未来への投資プロジェクト」9件、「いきいき健康プロジェクト」5件、「災害に強いまちづくりプロジェクト」10件、「魅力・活力アッププロジェクト」31件となる。

 プロジェクトの内容を見ると、「未来への投資プロジェクト」では民間保育所の保育環境整備6カ所、開放学級施設の新設1カ所と拡充4カ所、小・中学校の長寿命型大規模改造を校舎2カ所と体育館2カ所、見川幼稚園・小学校の改築、小・中学校校舎のトイレ洋式化などに取り組む。「いきいき健康プロジェクト」は、西部老人福祉センター(仮称)の整備や水戸保健所(仮称)の整備などを推進する。

 さらに、「災害に強いまちづくりプロジェクト」は、重点的の雨水排水施設の整備をはじめ南消防署の移転改築、上・下水道施設の耐震化、民間建築物の耐震改修支援、耐震型循環式飲料水貯水槽の整備など、「魅力・活力アッププロジェクト」は偕楽園公園や水戸城歴史的建造物、弘道館東側用地、七ツ洞公園の整備や植物公園、森林公園の再整備、および新市民会館の整備に取り組む。

 財政計画は、一般財源の見込みに19年度666億1000万円、20年度659億4100万円、21年度679億5100万円の、3カ年総額2005億0200万円を設定。3カ年の普通建設事業費は19年度373億5080万円、20年度356億3670万円、21年度356億9200万円で、合計額は前回計画(18-20年度、1200億6790万円)から9.5%減の1086億7950万円となっている。

 具体的な内容を見ると、大型プロジェクトの新市民会館は19年度にサイン計画策定など、20・21年度に施設整備を実施し、3カ年事業費に191億4300万円を見込む。これに関連し、泉町1丁目北地区市街地再開発事業では建設工事など3カ年で49億2600万円、水戸芸術館東地区駐車場整備事業も建設工事や用地買戻しに3カ年で15億3960万円を計画する。

 同じく新ごみ処理施設は、新清掃工場が19年度の完成に向けて127億3200万円、第三最終処分場が20年度の完成へ40億6100万円を投じる。関連する事業は、健康増進施設が建設工事や用地買い戻しで3カ年27億5500万円、自由広場・緩衝緑地帯が基本・実施設計や施設整備で3カ年4億7600万円を予定する。

 魁のまちづくりNEXTプロジェクトの主な事業は、「未来への投資プロジェクト」で民間保育所の増改築支援を6カ所で計9億円を用意するととともに、学校施設の長寿命化型大規模改造では小学校に33億2000万円、中学校に5億6100万円を計画する。

 見川小・中・幼稚園整備事業は、小学校の改築に19・20年度の2カ年で18億3800万円を、幼稚園の実施設計に21年度2000万円を想定。学校施設のトイレ洋式化は、3カ年で4億7800万円を予定する。

 「いきいき健康プロジェクト」は、西部老人福祉センター(仮称)の調査・設計と工事で3カ年2億8700万円を見込み、保健所等の整備は19年度の水戸保健所(仮称)と動物愛護センターの整備で15億4300万円を計上する。

 「災害に強いまちづくりプロジェクト」は、緊急的な雨水対策として都市下水路・排水路等の整備に3カ年33億0500万円をはじめ、南消防署の移転改築では基本・実施設計と造成工事で2億1900万円を計画。また、市浄化センターの長寿命化改築に3カ年24億6900万円、下水道施設の耐震化に6億5600万円、水道配水管網の整備・更新に28億1100万円、浄水施設の耐震化に18億4900万円などを見込む。

 「魅力・活力アッププロジェクト」は、偕楽園公園(千波公園など)の整備に3カ年12億1400万円を投じるほか、水戸城歴史的建造物の整備に5億7400万円、植物公園の再整備に4億円、森林公園の再整備に2億1900万円などを計画する。

 このほか、新たな斎場の整備は19年度の基本設計、20年度の実施設計、21年度の用地買戻しと建設工事で3カ年11億9500万円を想定。水戸駅前三の丸地区第一種市街地再開発事業は、19年度に除却工事、20・21年度に建設工事を計画し、22億1900万円を用意する。

 赤塚駅周辺地区の拠点機能の充実は、赤塚駅水府橋線(堀2工区)と赤塚駅西線の整備に計14億を見込み、内原駅南口周辺地区は橋上駅舎や自由通路、駅南口広場の整備で34億2200万円を予算化する。

 市民センターの長寿命化型改修は基本・実施設計および工事で3カ年3億4000万円を計画するとともに、新規事業の千波市民センターの移転改築では基本・実施設計と改築工事に3億1200万円を想定。市立競技場の機能強化は1億2000万円を盛り込んで、19年度に整備方針を決定し20・21年度で基本・実施設計を策定する。

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