用地購入費など計上 臨時議会に補正案 廃棄物処理施設の整備で(北茨城市)

[2019/1/19 茨城版]
 北茨城市は24日に開かれる市議会第1回臨時会に、2018年度の一般会計補正予算案を提出し議決を求める。高萩市と共同で進めている一般廃棄物処理施設(清掃センター)整備事業で県有地の購入費用を盛り込んだほか、基本計画策定などを行うため債務負担行為を設定しており、一般会計に2億3393万円を追加して本年度の総額を202億2186万円とする。

 北茨城市と高萩市が共同で整備を進める廃棄物処理施設の建設事業では、広域での廃棄物処理を可能とする施設の建設地に相応しい場所として、両市の中間地点付近の県有地(4万9766平方m)の譲渡を県に求めていた。これに対し昨年末、県から建設地を含む中郷町の山林約33haを譲渡するとの回答があったため、今回の補正で土地購入費8995万円を計上する。

 北茨城市の清掃センターは1979年の建設から40年が経過したことに加え、東日本大震災で発生した膨大なごみの処理が更なる負担をかけたため、大規模な修繕を行いながら使用を続けている状況。また、高萩市では自市で処理施設を有しておらず、年間約2億円の処理費用を民間事業者へ支払い続けている。

 本年度は両市で共同の施設を整備する方針を固め、北茨城市役所内に建設準備室を設置。これまでに、施設は1日あたり83tを焼却する能力を有すること、建設地約5haのうち2~3haを施設の面積とすることなどを決定している。

 整備費として環境省に交付申請する「循環型社会形成推進交付金」の交付率は、対象となる事業費の2分の1を見込んでいる。これと合わせて東日本大震災の特定被災地で適用される「震災復興特別交付税」も加えると、総事業費の97.5%を国からの交付金で賄える見込み。

 この申請期間に間に合わせるため、あわせて今回の補正では施設整備基本計画等策定業務委託料に1784万円、生活環境影響調査業務委託料に1683万円、測量委託料に1562万円、敷地造成設計等業務委託料に889万円も予算化する。

 また、高萩市においても25日から第1回市議会臨時会が予定されており、一般廃棄物処理施設整備事業に18-19年度継続費総額480万円を設定する。本年度分として負担金171万円を予算化し、主に事務に係る経費について、準備室を置く北茨城市へ支払うこととしている。

 両市は今後、高萩・北茨城広域工業用水道事業団を改編してごみ処理に係る事務も合わせて行う一部事務組合とし、2019~20年度を目途に事務を移管する予定だ。

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