逆井調整池周辺で道路改良 3カ年実施計画 271事業に概算事業費383億円(結城市)

[2019/1/22 茨城版]
 結城市は、第5次総合計画に基づく2019-21年度の3カ年実施計画を明らかにした。施工中の市庁舎整備事業を推進するとともに、新規事業の逆井調整池整備事業に伴う市道1462号線ほか道路改良事業、山川不動尊周辺地区整備事業、結城第一工業団地上山川北部地区整備事業、小・中学校空調設備整備事業などに重点を置いている。また、公民館整備事業では旧公民館の解体工事を行うほか、公民館分館の整備検討を推進する。概算事業費には計画期間の3カ年で、271事業に383億5100万円を見込んでいる。

 実施計画では、 第5次総合計画の将来都市像「みんなでつくる活気と風情のある快適なまち・結城」の実現を目指し、[1]ともに支えあい、安心して暮らせる社会福祉の充実(保健・福祉)[2]安全で住みやすさを実感できるまちづくり(都市・環境)[3]歴史と自然を育む活力あるまちづくり(産業)[4]未来を担う子どもと地域を支える市民を育むまちづくり(教育・文化)[5]協働で進める持続可能なまちの実現(自治・行財政運営)──の5つの施策別基本目標を掲げている。

 これら基本目標ごとの3年間の概算事業費には、[1]197億5200万円(82事業)[2]70億0800万円(69事業)[3]10億1500万円(41事業)[4]46億4600万円(51事業)[5]59億3000万円(28事業)──をそれぞれ投じる見込み。新規事業には、市道1462号線外道路改良事業など8件を盛り込んだ。

 市庁舎整備事業は、既存庁舎の老朽化などに伴い、市民文化センター「アクロス」の駐車場として使用していた中央町2丁目のシビックセンター用地に移転して建て替える。敷地面積は1万6122平方mで、本庁舎の規模はS造(免震構造)5階建て(塔屋1階)、延べ面積は1万1061平方m。庁舎東側には車庫棟を建設する予定で、S造2階建て、延べ面積685平方mの規模となる。18年度に安藤ハザマ・小倉工務店JVで本体工事に着手し、19年度は外構工事を別途発注する予定で、20年9月-10月ごろの移転・開庁を目指す。実施設計は久米設計(東京都江東区)で策定し、総事業費には約57億円を見込む。

 逆井調整池整備事業は、公共下水道事業計画区域内(市北西部)の浸水を防止し、安全・安心な生活環境の確保を図るため11万4700立方mの調整池を整備する。また逆井調整池周辺地区の道路整備として、市道1462号線ほかの約1500m区間で現道の拡幅や道路の新設を行う。この事業ではこれと合わせ、総延長約3000mの道路整備を計画している。

 山川不動尊周辺地区整備事業は、山川不動尊(大栄寺)を中心に観光地の形成を図るもので、まず大栄寺の東側に位置するあやめ園の整備を行う。あやめは米の生産調整に伴う水田の転作推進で対象となった約2.3haのうち、約5000平方m程度に植えられている。基本計画は栃木測量設計(栃木県小山市)で策定した。

 結城第一工業団地上山川北部地区整備事業は、業務代行方式による組合施行土地区画整理事業で進めている。18年度に土地区画整理組合を設立し、鹿島建設で造成工事に着手して、21年度の工事完成、22年度の事業完了を目指す。上山川北部地区は、上山川字石堂・大久保・片蓋・前割・谷迎の各一部、鹿窪字新井西の一部で、全体面積は約14.4ha。このうち分譲面積は約11.6haで、全6区画の進出企業はすでに内定している。

 小中学校空調設備整備事業は、夏の猛暑を乗り切るために、市内全ての小中学校12校の普通教室と音楽室へ空調設備を設置する。小学校9校の155教室、中学校3校の58教室が対象となる。実施設計は結城小・城南小・結城西小を一本杉建築設計事務所(筑西市)、城西小・絹川小を大島一級建築士事務所(古河市)、上山川小・山川小を田中設計事務所(結城市)、江川北小・江川南小を清水建築設計事務所(結城市)、結城中・結城東中・結城南中を横須賀満夫建築設計事務所(水戸市)で策定した。工事費には約7億1000万円を見込み、6月ごろの工事完了を見込む。

 公民館整備事業は新公民館の完成に伴い、結城字浦町に立地している旧公民館の解体工事を行う。このほか、公民館分館の整備に向けて検討作業を推進する考えだ。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.