工業団地拡張に5.1億円 新年度予算案 佐貫駅名改称へ費用負担(龍ケ崎市)

[2019/2/8 茨城版]
 龍ケ崎市(中山一生市長)は6日、19年度当初予算案の概要を発表した。一般会計の総額は過去最大規模となる250億5000万円で、前年度当初(246億6000万円)から1.6%の増額となった。主な事業は、道の駅整備事業費が見送られたものの常磐線佐貫駅名改称事業に3億7835万円、市庁舎外壁塗装等改修事業に1億4194万円、特別会計の工業団地拡張事業に5億1200万円などを予算化するほか、学校給食センターの統合計画では地質調査に着手する計画だ。

 当初予算の編成に当たっては、最上位計画である第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランの折り返しの年であることから、4つの重点目標の推進を中心に、市民サービス全体のバランスを考慮して事業を着実に実行し、未来を見据えたまちづくりを進める年と設定した。一般会計に占める普通建設事業費は16億6374万円で、前年度当初比11.5%の減額。一般会計と特別会計を含めた総額は417億8160万円で、前年度当初比1.5%の増額となった。

 主な事業のうち、常磐線佐貫駅名改称事業では、昨年の6月補正で限度額3億8900万円(18-20年度)の債務負担行為を設定しており、新年度から新駅名「龍ケ崎市駅」への改称に向けて、JRのシステムや設備改修に対する費用を負担する。駅名改称は当初、17年4月の完了を目指して進めていたが延期されていた。JRでは20年春に大規模なシステム改修の計画を予定し、それに合わせて駅名改称を進めることについて打診があり、JRと協議を進めて事業を再開する。これにより、認知度向上やイメージアップにつなげていく考えだ。

 「つくばの里工業団地」の拡張計画では、昨年10月に地区計画の決定を告示したほか、都市計画センター(東京都港区)で基本計画を策定。現在は、オオバ(東京都目黒区)で開発行為協議書や実施設計を策定中で、年度内には完了する予定となっている。

 拡張するのは現在地の南側、旧長戸小学校の西側付近にある約5.1haの市街化調整区域。将来的には都市計画区域に組み込むが、整備を優先するため当面は調整区域のまま地区計画制度による開発許可を得て整備を進める。造成工事などは19年度に行い、20年度までに分譲を開始する計画だ。進出企業と契約を交わすまでには、都市計画区域への編入手続きも完了させたいとしている。

 市庁舎外壁塗装等改修事業では、昨年秋の臨時議会で設計費の補正があり、昨年末からジュン設計(土浦市大岩田)で設計を進めている。本庁舎は1974年の建築で、SRC造5階建て延べ8506平方m。築後40年以上が経過して老朽化が進み、昨年の台風では軒天が破損するなどの被害があった。当初は19年度に設計・施工する予定だったが、年度早々にも着工するため設計を前倒した格好で、19年度中の工事完了を目指す。

 用地取得が難航していた学校給食センターの統合計画では、昨年に新たな候補地が決定し、近く候補地の不動産鑑定に着手する。当初予算案には、地質調査委託料などに1457万円を計上しており、補正で用地費を確保し取得したあと、基本計画の見直し作業に着手する方針だ。

 既存の第一調理場と第二調理場を一元化して移転統合する計画で、整備手法には設計・施工を民間事業者で行うDB方式を採用。建設地は、第一調理場に近い老人ホーム東側の民有地(馴馬町3062-1ほか)に決定した。基本計画の見直し作業では、建設地の位置付けを明確化するほか、20年9月ごろとしていた供用開始時期の見直しなども行う。

 このほか、防災情報伝達設備整備事業では総額6億0426万円を投じて、新年度から3カ年で防災行政無線のデジタル化を進める。市道第1-380号線(佐貫3号線)整備事業では境界確定や補償などに4600万円、コミュニティセンターではトイレ改修や駐車場整備に3684万円、旧馴馬小学校の体育館・プール解体に7355万円などを計上している。

 一方、道の駅整備事業では、隣接地で現在進められている牛久沼の護岸工事に遅れが出る見通しとなったため、当初予算での計上を見送り、見通しが明らかになった時点で補正予算で対応していく方針だ。昨年12月末の第3次査定時までに約7億7000万円の事業費が認められており、事業費が付けば新年度から造成工事などに本格着工する。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.