道の駅駐車場を拡張 サッカー場を人工芝に改修 新年度予算案 普通建設事業費が16%増加(古河市)

[2019/2/13 茨城版]
 古河市(針谷力市長)は8日、新年度当初予算案の概要を公表した。一般会計は509億円で、前年度当初と比べて3億5000万円、率にして0.7%上回り、2年ぶりにプラスへ転じた。予算編成にあたっては、人口減少社会の到来が迫るなか、市の将来を切り拓いていくため特に子ども・子育て支援、防災・減災対策などへ予算の重点化を図った。新年度の主な事業は、道の駅駐車場拡張事業やサッカー場改修事業で工事費を計上したほか、2カ年で子育て拠点施設西側民活導入支援事業と業務継続機能整備事業を進める。また茨城西南地方広域市町村圏事務組合と連携して、古河駅西口地区消防施設整備事業に着手する。

 一般会計を性質別にみると、普通建設事業費は39億9700万円。総和庁舎の旧館解体および駐車場整備、江連江口線など幹線道路や生活道路の整備費などの計上に伴い、前年度当初と比べて5億5300万円、16.1%増となった。特別会計では農業集落排水事業が名崎南部地区の工事着手により、前年度当初比20.2%の伸びとなった。一般会計に特別会計13会計と水道事業会計を加えた予算総額は906億6800万円で、対前年度当初比は0.6%減となった。

 道の駅「まくらがの里こが」駐車場拡張事業は、利用者の増加に伴い駐車場を拡張して、より多くの利用者と売り上げの増加を図る。18年度には三立調査設計(古河市)で測量を行うとともに、実施設計を策定した。新年度は用地を取得し、拡張工事に着手する。

 「まくらがの里こが」は大和田地内の国道4号沿いに位置する県内最大級の道の駅で、現在の敷地面積は約3.5ha。駐車場の収容台数は普通車が193台、大型車が32台、身障者用3台となる。拡張する敷地東側の面積は約6100平方mを見込み、これに約150台分程度を増設する考えだ。

 サッカー場改修事業は、フィールド全面の人工芝生化を実施する。天然芝から人工芝へ変更することで養生期間が不要になり、施設の開放日数を増やすことで市民の利便性の向上や市内サッカー競技団体の活性化と技術の向上を図る。対象面積は9800平方mで、実施設計はオオバ(東京都目黒区)が担当した。

 子育て拠点施設西側民活導入支援事業は、日赤跡地利用計画の一環として、民間企業などを導入した子ども家庭総合支援センターなどの施設整備を計画している。4月に開所する新上辺見保育所は敷地の東側(約7590平方m)に建設されており、この施設とともに子育ての新たな拠点を形成する考えだ。

 対象となるのは西側の5340平方mで、18年度には富士通総研(東京都港区)で「子育て拠点施設西側民活導入支援業務」を行い、跡地全体計画の再精査や市場調査、PPP/PFI手法導入可能性調査などを実施した。19年度は施設整備に向けて、受託事業者の募集を実施する予定だ。

 また、旧上辺見保育所の跡地は隣接するユーセンター総和の駐車場として整備する予定で、駐車場拡張工事費も計上している。

 業務継続機能整備事業では、防災拠点となる各庁舎に非常用電源などを整備し、庁舎設備の機能強化を図り、災害時にも業務を継続できる体制を整える。19年度は各庁舎へ設置する機能の検討を行うとともに、非常用電源の整備に係る基本設計と実施設計の策定に着手する予定だ。設計は20年度までの2カ年で策定し、21年度に整備工事を実施する見込み。

 古河駅西口地区消防施設(出張所)整備事業は、19年度に用地の取得と実施設計の策定、20年度に建設工事、および21年度内の供用開始を目指している。事業は茨城西南地方広域市町村圏事務組合と連携して行う予定で、建設用地は市が取得して組合に無償で貸し付け、施設の設計・建設工事は組合が発注する。出張所の建設予定地は、県道野木古河線沿いの本町1丁目で、敷地面積は611平方m。庁舎(車庫を含む)の規模はS造2階建て、約400平方mを見込む。人員は1小隊3人、車両は消防自動車1台の配置を予定している。

 このほか仁連江口線整備事業や柳橋下大野線整備事業を推進するとともに、斎場施設機能整備事業では火葬炉の改修や高性能な集じん機などの設置に向けた設計に着手して、人と環境に優しい施設づくりを実現する。

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