桜川統合校に2カ年18億円 一般会計が過去最大 公共施設再編で君賀小解体(稲敷市予算案)

[2019/3/9 茨城版]
 稲敷市(筧信太郎市長)は、19年度の当初予算案を発表した。筧市長就任後初めての予算編成は、一般会計が前年度当初比1.3%増の218億6500万円で、公営企業会計に移行した農集排や公共下水道特別会計への負担金や補助金の増加、統合校の着工などにより過去最大規模となった。主な事業は、桜川地区統合小学校の校舎と体育館建設に総額18億7202万円の2カ年継続費を設定するほか、公共施設再編事業、産業拠点地区開発推進事業、小中学校の空調改修事業などを計画している。

 一般会計の普通建設事業費は23億2402万円。桜川地区の統合小学校に着工する一方、東中学校大規模改修工事が完了したほか、公共施設再編事業や合併特例債事業などの事業費減少により、前年度当初比23.4%の大幅な減額となっている。特別会計と企業会計を含めた総額は369億8348万円で、企業会計に移行した公共下水道の伸びなどにより、前年度当初比4.4%の増加となった。

 主な事業のうち、桜川地区統合小学校建設計画では現在、大野建築設計事務所(土浦市中高津)で実施設計の策定を進めている。本年度中に建設地の既存施設解体工事や実施設計の策定を終え、19-20年度で建設工事を進める。旧桜川地区にある阿波、浮島、古渡の3小学校を統合するもので、建設地は柏木地内の桜川総合運動公園敷地の一部を活用。敷地内には校舎棟と体育館、プールを整備し、グラウンドは運動公園の既存施設を利用する。

 基本設計によると、校舎棟と体育館は一体的に整備し、建設規模は校舎棟がRC造3階建て延べで約4000平方m程度、体育館はRC造一部S造平屋約1000平方m強程度を想定する。着工は9月議会後を見込み、19-20年で校舎棟と体育館の工事を進め、20年度中の完成を予定する。プールは19年度に実施設計をまとめたあと、20年度に工事を行う。

 公共施設再編事業には1億8670万円を予算化する。この事業では、18年度の当初予算に約5億円の事業費を計上し、桜川地区センターや東支所の外構工事、太田小学校や桜川公民館・桜川保健センターの解体工事などを行った。新年度は、旧君賀小学校の体育館の屋根が悪天候で飛ばされたことから、プールも含めて体育館を解体する。今後については、学校施設の統廃合をなどに伴う事業が見込まれている。

 産業拠点地区開発推進事業では1億0092万円を予算化し、稲敷工業団地の遺構確認調査などを進める。この事業は、昨年5月に県開発公社との土地売買予約契約が結ばれ、圏央道稲敷ICに近い下君山・松山地区の32.1haについて、県開発公社が開発行為の共同申請や設計・造成などを行うこととなっている。今後は12月にも開発行為の許可を得て、21年9月の造成工事完了を目指していく計画だ。

 このほか、小中学校の空調改修事業では江戸崎小学校に5973万円、新利根中学校に8969万円の大規模改修事業費を予算化。放課後児童健全育成事業は、桜川地区児童クラブの設計や地質調査に863万円を計上した。

 道路関係では、道路維持補修事業に3億2333万円、道路新設改良事業に7551万円、合併特例債対象事業に2億1146万円、橋梁維持補修事業に1億5600万円などを予算化。このうち、合併特例債対象事業では(江)5129号線に6500万円を投じる計画だ。

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