石下体育館に空調 道の駅 管理運営計画を策定(常総市予算案)

[2019/3/15 茨城版]
 常総市(神達岳志市長)の19年度当初予算案は、前年度当初比2.4%減の225億円と、西幹線整備事業など大型事業の完了で2年ぶりのマイナスとなった。主な事業は、圏央道常総IC周辺整備事業で引き続き組合施行の土地区画整理事業を進めるほか、エリア内に計画する道の駅では管理運営計画の策定などに着手する。このほか、避難所となる石下総合体育館の空調整備や、新産業団地創出に向けた基本計画、石下駅周辺などの基本構想策定などを計画している。

 一般会計に占める普通建設事業費は19億0102万円で、西幹線整備事業や中学校2校の体育館長寿命化工事の完了などから、前年度当初比30.2%の大幅な減額となっている。特別会計や企業会計を含めた総額は406億1609万円で、一般会計や国民健康保険特別会計の減少などが影響し、前年度当初比2.1%のマイナスとなった。

 主な事業のうち、圏央道常総IC周辺整備事業は、エリア西側の土地改良事業に向けて認可計画書作成委託料388万円などを予算化するほか、道の駅整備事業には864万円を計上し、本年度に策定した基本設計を精査しながら管理運営計画の策定を行う。

 この事業では、昨年4月に土地区画整理組合が発足し、秋から造成工事に着手した。IC周辺62haを対象に農業主体の新産業団地を整備するもので、国道294号東側の都市エリアには、土地区画整理事業(事業区域約30.7ha)で農業生産物系の物流・産業系企業、道の駅や直販所を設置する。西側の農地エリア(事業区域約14ha)では、調整区域のまま市施行の土地改良事業で農地の集約・大区画化を図り、大規模施設園芸施設や観光農園などへの転換を進める計画で、新年度は土地改良事業の認可計画策定などを行う。今後は市が約1億円を投じて乾田化や水田の大区画化を進める一方、事業者を公募して上屋の整備を行うなど、22年度中の完了を目指す。

 「道の駅」は、都市エリア内北側の国道294号沿いに整備を計画し、17年から業務代行者の戸田建設で基本構想・基本計画を策定した。新年度は、この基本計画などの内容を検証し、関係団体との連携構築や、管理運営計画の策定と運営を行う指定管理候補者を選定するなど、22年度末までの供用開始を目指して準備を進める。

 新たな産業団地創出に向けては、基本計画策定業務委託料に718万円を計上した。この事業は、圏央道や西幹線道路の整備進捗に合わせて、新たな産業用地の開発整備に向けた課題整理や開発可能区域などについて検討を行う。現在のところ、花島工業団地の拡張を想定しており、基本計画を策定して整備面積や需要予測などの検討を進めていく。

 避難所となる石下総合体育館には、事業費2億0480万円を予算化し、空調設置による避難所環境の充実を図る。設置場所はメインアリーナやサブアリーナ、柔道場・剣道場(福祉避難エリア)、トレーニングルームを予定する。

 石下駅周辺などの基本構想策定業務委託料には、230万円を計上した。駅周辺の利便性確保や東部拠点地区の未利用地理活用などの課題解決には、拠点機能の充実や一体性の創出が必要とされる中で、今後のまちづくりの方向性を明確化する。県事業の石下駅中沼線整備事業と歩調を合わせながら、駅前広場や庁舎跡地、未利用地を含む地区全体の将来像と整備内容を検討する。

 このほか、第二保育所(1969年建築、延べ779平方m)の耐震診断には486万円を予算化し、調査の結果から施設の方向性を検討するほか、あすなろの里でも耐震診断に1800万円を計上し、施設の安全性を確認するとともに修繕や運営計画による維持運営を進めていく。

 第六保育所の保育室増築事業には、3578万円を計上。1歳児と2歳児向けに約61.5平方mを増築し、定員を現在の125人から143人に拡大して待機児童の解消につなげる。

 水海道体育館では、茨城国体に向けてバリアフリー化工事を計画し、事業費1040万円を予算化する。玄関前やサブ体育館前でスロープの改修工事を行うもので、整備に当たっては移動等円滑化基準を基本とした整備改善に加え、関連するガイドラインや利用者からの提案を踏まえた質の高いバリフリー化を目指す。

 消防団詰所建設事業には2947万円を予算化し、石下支団第5分団第2部詰所を建て替える。冨士見団地(4棟27戸)では耐火構造3階建て(1975年建築、1棟18戸)の外壁や屋上防水、サッシ改修工事費などに3805万円を予算化し、長寿命化を図る。

 土木関係は、道路維持費に2億1508万円、道路新設改良事業費に4億1791万円、旧県道高崎坂東線整備事業費に5億円、橋りょう維持事業費に2億4537万円を確保。このうち、旧県道高崎坂東線整備事業では改良舗装工事費として4億3910万円を投じ、20年度末の完了に向けて整備を急ぐ。

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