ウエルネスプラザに6億円 かすみがうら市予算 下稲吉中体育館改築へ用地取得

[2019/4/3 茨城版]
 かすみがうら市(坪井透市長)の19年度当初予算案が、第1市議会回定例会で原案可決した。一般会計の総額は、対前年度比10.9%増の185億4000万円となった。主な事業は、ウエルネスプラザ整備工事費や防災行政無線設置工事費、下稲吉中学校体育館改築に向けた用地購入費などを盛り込んだ。

 一般会計の普通建設事業費は、86.5%増の19億4607万円。大幅増となった要因は、ウエルネスプラザ整備工事や防災無線デジタル化工事など、大型事業の実施によるものとなる。特別会計では、下水道事業と農業集落排水事業が事業会計へ移行するために皆減し、3会計の総額は88億7630万円と前年度から1.3%減となった。

 主な事業では、複合型健康福祉拠点施設整備事業で仮称・市ウエルネスプラザ整備費として、工事費5億9167万円と監理委託料1293万円を盛り込んだ。新年度早期に発注し、年度内の完成を目指す。

 この事業は、廃校となった旧宍倉小学校を多目的公共施設に転用するもので、実施設計は横須賀満夫建築設計事務所(水戸市)が担当した。整備コンセプトは、▽市民のウエルネスの拠点▽幅広い意味での健康増進をテーマとして、市民が気軽に集うことができる施設▽学校施設の特徴を活かし、多目的・複合的な公共施設としての転用整備──としている。工事は施設の用途変更に伴う改修に加え、体育館の耐震補強などを予定している。

 防災無線整備事業では、防災無線のデジタル化整備工事費に3億5529万円を計上し、霞ヶ浦地区に設置されている防災行政無線をアナログ式からデジタル式へ変更する。整備は親局設備1基、子局設備117基、戸別受信機設備38基を予定する。事業期間は16年度から21年度まで、総事業費は7億4413万円に設定。実施設計はイ・エス・エス(東京都文京区)が担当する。新年度には、屋外子局50局分のデジタル化整備工事を実施していく。

 下稲吉中学校施設整備事業では 体育館改築に向けて敷地測量等業務委託料231万円や用地取得費7000万円などを予算化した。体育館の規模拡張や避難所機能追加などを目的に新体育館を整備するもので、現在の敷地内には整備する余裕がないため、新たに用地を取得する。新年度に用地を購入し、その後の工事につなげていきたい考えだ。

 企画調整事業では、常磐自動車道の土浦北-千代田石岡IC間に新たにスマートICを設置するため、スマートIC設置検討業務委託料861万円を計上。設置場所は千代田PA周辺を想定しており、18年度に可能性調査を実施したことから、新年度は具体的な設置に向けた内容を検討していく。

 歩崎公園管理運営事業では、桟橋整備工事費に1億2181万円を予算化し、歩崎公園内に位置する市交流センター前の湖岸に桟橋を設置する。観光帆引き船の乗船は現在、交流センターから離れた志戸崎漁港で行っており、観光客にとって不便な状況にあるため、交流センター周辺に桟橋を設置する。設置する桟橋は延長55m(連絡橋15m含む)、幅3mとし、構造形式はFRPモノコックタイプを予定。実施設計は東光コンサルタンツ(東京都豊島区)が担当している。

 水族館管理運営事業は、水族館改修工事費に6000万円を計上し、老朽化した水族館を改修する。施設はS造平屋404平方mの規模で、1989年竣工。工事は内装や電気設備などの改修に加え、水槽研磨も予定する。実施設計は、根本英建築設計事務所(土浦市)が担当する。

 道路関連では、市道整備事業で2億7850万円を予算化。主なものは、石岡・かすみがうら広域幹線道路整備に関する詳細設計、稲吉東地区の流入雨水バイパス工事、角来上池(調整池)の暫定整備工事、市道2583号線(西成井地内)交差点改良工事などを計画する。

 水道事業会計は、下稲吉浄水場の施設の更新など資本的施設整備事業4億1345万円を計上。工事内容は、電気室築造や高圧十変電・動力計装盤・1号取水ポンプ盤更新などを予定している。

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