内水面支場に研究棟など 本年度主要事業 中高一貫校へ5校を改修(県営繕課)

[2019/4/5 茨城版]
 県営繕課の本年度の主要事業概要によると、営繕業務は年度所属工事額ベースで42億1300万円となり、これに18年度の繰越分49億8100万円をあわせた執行ベースでみると91億9400万円となる見通し。前年度は決算見込額が57億8800万円となっており、これを34億0600万円(58.8%)上回る工事額を見込んでいる。各部局からの工事依頼件数は、繰越分を含めると171件となり、前年度の230件と比較して59件減少する。本年度は、水産試験場内水面支場研究棟などの新築工事をはじめ、県立高校で中高一貫教育校設置に伴う改修や普通教室への空調設備設置工事を計画している。

 本年度の工事執行額は、一般営繕が58億8000万円(18年度繰越36億9300万円、19年度21億8700万円)、学校営繕が33億1400万円(18年度繰越12億8800万円、19年度20億2600万円)を予定。工事依頼件数の内訳は、一般営繕が78件(18年度繰越27件、19年度51件)、学校営繕が93件(18年度繰越33件、19年度60件)となっている。

 また設計委託は、18年度繰越分もあわせて116件(18年度繰越6件、19年度110件)の1億8600万円(18年度繰越1700万円、19年度1億6900万円)を執行する。

 本年度の主要事業を見ると、水産試験場内水面支場では研究機能強化事業として本県内水面水産業の「成長産業化の実現」や「チョウザメ養殖などの新たな産業の創出」を図るため、研究棟と魚類飼育実験棟を新たに建設する。

 研究棟は重量鉄骨造2階建て、約970平方mに執務室や精密処理室、分子生物学実験室などを整備する。魚類飼育実験棟は重量鉄骨造平屋建て約860平方mに大型水槽や中小型水槽、水槽実験ゾーンなどを設置する。

 事業費は、地方創生拠点整備交付金を活用して18年9月の補正予算に計上するとともに、31年度末を有効期限とする基金を新たに造成し、国からの交付金を積み立てた。設計は18年度に、早川建築事務所(水戸市)に委託している。

 県民文化センターは、利用率向上や地域活性化に向けてコンベンション機能を強化するため、コンベンション機能増設工事を実施する。大ホールや小ホールへの映像設備、通訳ブースや同時通訳機器などを整備して、国際会議や全国会議を誘致する計画で、当初予算には事業費2億9900万円を計上している。

 県庁内保育所整備工事は、来客用駐車場内の事務室を改修して約150平方mに定員30人程度の保育所を設置し、0歳から就学前までの児童を預かることで仕事と子育てを両立できる職場環境をつくる事業。5月か6月にも入札を行い、7月から11月までの期間で改修工事を実施する計画となっている。

 このほか、カシマサッカースタジアムでは引き続き屋根鉄骨修繕工事を実施する。これまでに第7期まで工事を進めており、第8期は約2000平方mの修繕を計画する。

 学校営繕は、県立高等学校改革プラン推進事業に6億3600万円を計上して、県立中高一貫校を設置するために必要な教室などの整備を行う。整備内容は技術室や給食運搬用エレベーター・パントリーの整備などで、本年度は20年度に開校予定の太田第一高校、鉾田第一高校、鹿島高校、竜ケ崎第一高校、下館第一高校で工事を実施する。

 高等学校空調設備緊急整備事業は18年度の繰越しで、空調が未整備の県立高校27校の普通教室で空調設備設置工事を行い、6月末までに設置を完了させる計画。対象校は高萩高校、高萩清松高校、日立第二高校、日立工業高校、多賀高校、日立商業高校、磯原郷英高校、太田第二高校、大子清流高校、小瀬高校、水戸農業高校、水戸南高校、水戸桜ノ牧高校常北校、勝田工業高校、那珂湊高校、海洋高校、大洗高校、東海高校、鹿島灘高校、神栖高校、筑波高校、茎崎高校、真壁高校、明野高校、石下紫峰高校、佐竹高校、坂東総合高校となる。

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