上曽トンネル整備委託料など 暫定予算を専決処分 6月末までに本予算編成(石岡市)

[2019/4/13 茨城版]
 石岡市はこのほど、3月27日付で専決処分した一般会計暫定予算を明らかにした。4月から6月までの3カ月分として、予算額122億5314万円を編成。必要な経費を手当したほか、建設業関連では都市計画道路工事費や新庁舎関連工事、上曽トンネル整備委託料などを盛り込んだ。

 新年度予算は、総額335億7000万円とする一般会計のみが市議会定例会で否決され、特別会計と企業会計については原案可決となった。市議会では、子どもの森整備事業の実施設計委託料や測量委託料4686万円、柏原サッカー場人工芝化事業の工事費2億7919万円について、説明不足や時期尚早などの反対意見が出ていた。これを受け、議会最終日には予算案否決の回避を目指す一部の議員が関連する事業費を削除・減額する修正動議を提案したが、これも否決されていた。

 そこで市は、3カ月の暫定予算を編成して3月27日付に専決処分し、4月9日の全員協議会で議員に説明した。予算の方針は、市民生活に大きな影響が生じないよう、3カ月の期間内に必要な経費を予算化。また、国や県の補助事業、広域的な一部事務組合に関する事業、前年度までに継続費・債務負担行為として議決されたものは全額を計上した。普通建設事業は基本的には予算化していないが、事業実施が確定しており、市民生活に支障をきたすものに関しては一部計上している。

 主な事業は、合併市町村幹線道路緊急整備事業で道路改良工事費1億6455万円や測量・設計・調査委託料5200万円などを盛り込んだ。駅前・東ノ辻線は延長100m、貝地・高浜線延長80m、上林・上曽線延長240m程度の工事を予定する。

 新庁舎建設事業では、新庁舎建設附帯工事費3424万円や外構工事費150万円、工事監理委託料640万円などを盛り込んだ。新庁舎は現在、10月のグランドオープンに向けて外構工事などを実施している。今回の事業費は、電気自動車の充電スタンド整備や付属する倉庫建設などの工事費となる。

 上曽トンネル整備事業では、22年度までの債務負担行為を含めて総額55億9900万円の整備委託料を計上した。この事業は石岡市上曽と桜川市真壁町山尾を結ぶトンネルを整備するもので、本年度から工事に着手することから、県への整備委託料を計上している。

 石岡駅周辺整備事業では、駅東埋設物調査業務委託料519万円や、地変動影響調査業務委託料125万円を予算化した。石岡駅東側にある鹿島鉄道跡地(敷地面積約1万2000平方m)の利活用に向けて、昨年度からアクセス道路整備に着手しており、本年度から埋設物の調査などを行う。

 本予算については今後、内容などを検討したうえで臨時議会か6月定例会に諮る方針だ。

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