基幹的改良に16億円 クリーンセンター 3施設を2施設へ統合(龍ケ崎衛生組合)

[2019/4/16 茨城版]
 龍ケ崎地方衛生組合(管理者・中山一生龍ケ崎市長)はこのほど、2019年度当初予算の概要を明らかにした。一般会計は5億3796万円で、前年度当初比2.4%減となった。し尿処理施設「龍の郷・クリーンセンター」の基幹的設備改良では、工事費に16億5000万円(19年度3300万円、20年度16億1700万円)、設計・施工監理業務委託料に2600万円(19年度50万円、20年度2550万円)の継続費を設定した。設計・施工一括発注方式(性能発注方式)で発注する予定で、現在業者の選定を進めており、秋ごろまでに決定して設計作業に入る考えだ。

 同組合は龍ケ崎市、牛久市、取手市、利根町、河内町、稲敷市、美浦村、阿見町の4市3町1村で構成された一部事務組合で、浄化槽汚泥等の処理施設「龍の郷・クリーンセンター」を運営・管理している。

 基幹的設備改良工事は、既存3施設を2施設に統合して適正規模の処理施設として整備するとともに、長寿命化を図るもの。18年度には、日本環境衛生センター(神奈川県川崎市)で第2期地域計画を策定した。

 クリーンセンターは龍ケ崎市板橋町字安台に立地しており、102キロリットル/日処理施設(102施設、1993年3月竣工)、148キロリットル/日処理施設(148施設、98年3月竣工)、55キロリットル/日処理施設(55施設、06年3月竣工)の3施設で構成している。このうち、148施設と55施設で基幹的設備改良工事を実施して長寿命化を図る。構成市町村内では下水道の整備も進んでおり、処理人口が毎年わずかながら減少している。このため、老朽化で水処理と汚泥処理が休止中の102施設は、数年で停止する計画だ。

 148施設の一部は13-14年度で長寿命化を行い、老朽化した汚泥乾燥設備を廃止し、場外搬出設備に転換することで二酸化炭素排出量の削減と施設の延命化を図った。今回は前回行わなかった部分の工事を実施する見込みだ。3施設を統合した後の施設規模は、計画処理能力218キロリットル/日(し尿24キロリットル/日、浄化槽汚泥194キロリットル/日)となる。水処理は高負荷脱窒素処理方式および固液分離処理方式、汚泥処理は脱水、脱臭は高濃度臭気が生物脱臭+活性炭吸着、低濃度臭気が活性炭吸着とする。

 施設の基幹的設備改良により、施設延命化と二酸化炭素排出量を20%以上削減する。148施設では前処理設備更新工事をはじめ、希釈放流設備改修工事を予定。55施設では前脱水装置整備工事や汚泥乾燥設備解体・撤去工事、前脱水汚泥場外搬出設備整備工事を実施する。また、148施設の中濃度臭気を処理している102施設の脱臭設備は廃止する。これに伴い55施設も併せた施設全体の脱臭計画を見直して、必要な脱臭設備の整備工事を行う予定だ。

 組合では今後も、現有施設の課題を解消し、効率的かつ効果的に施設の機能を維持するとともに、二酸化炭素排出量を削減して地球温暖化対策を図っていく考えだ。

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