6号東海拡幅を事業化 本年度事業概要 事業費73%増の147億円(常陸河川国道)

[2019/4/18 茨城版]
 国土交通省常陸河川国道事務所(八尋裕所長)はこのほど、19年度の事業概要をまとめた。河川事業と道路事業を合わせた総事業費は147億0500万円で、前年度当初(85億1000万円)から72.8%の大幅増となった。このうち、道路事業費には前年度を67億6300万円(44.1%)上回る97億5000万円を確保。新規事業で国道6号東海拡幅に着手するほか、国道51号の神宮橋架替や国道6号の千代田石岡バイパスや大和田拡幅、国道50号の下館バイパスや桜川筑西IC関連事業などを進める。

 道路事業のうち、改築事業費には前年度当初(54億4700万円)から43.8%増の78億3100万円を確保した。内訳は、▽東関道水戸線(潮来~鉾田)5億8000万円▽国道6号千代田石岡バイパス15億0900万円▽国道6号東海拡幅5000万円▽国道6号大和田拡幅13億75000万円▽国道6号日立バイパス(II期)5億6500万円▽国道6号勿来バイパス2億7000万円▽国道50号下館バイパス12億7500万円▽国道50号桜川筑西IC関連(延伸)2億4000万円▽国道51号潮来バイパス5000万円▽国道51号神宮橋架替19億1700万円──となっている。

 前年度と比べると、大半の事業費が前年度を上回り、新宮橋架替では前年度から約3.2倍の事業費を投じる。このほか、交通安全事業では国道51号鹿島消防署南交差点改良などに61.8%増の14億1400万円、電線共同溝事業では国道6号住吉町電線共同溝ほかに14.3%増の5億5000万円を計上した。

 新規事業の国道6号東海拡幅は、那珂市向山から東海村石神外宿に至る延長3.1kmで計画する。4車線化することで、渋滞ボトルネックを解消し、著しい速度低下に起因する交通事故の減少や、平常時・災害時を問わない物流確保による生産性向上への支援などを目的としている。当該区間は現在、2車線区間で都市計画決定されているが、混雑度(交通量/交通容量)が2.00以上と高い状況が続いているため、県国道6号道路整備検討会においても最優先で事業実施に向けた準備を進めるという当面の進め方が示されていた。本年度は、測量や地質調査を実施する予定だ。

 国道51号の神宮橋架替では、下部工事などを推進する。神宮橋は潮来市洲崎と鹿嶋市大船津を結ぶ橋長約950mのPC単純T桁橋で、1961年に完成した。架設後50年以上が経過して老朽化が進み、東日本大震災では橋脚のひび割れや沈下・傾斜が発生しており、通行には支障ないものの今後の大規模地震では安全性に懸念があるため、2002年度に2車線開通した鹿島バイパス新神宮橋の4車線化と合わせて全体延長1.8kmの整備を進めている。

 計画では、新神宮橋に隣接する新橋(橋長1075m)を上流側に設置する計画で、14年度から設計などに着手し、昨年には鹿嶋市大船津で橋梁下部工事(橋台)や仮設工事(仮桟橋)などを着工した。本年度は下部工事などを進める計画で、発注見通しによるとWTO案件の潮来側橋梁下部他工事は第3四半期に、鹿嶋側橋梁下部工事も同じく第3四半期の発注が予定されている。

 このほか、東関道水戸線(潮来~鉾田間)では担当区間1.2km(潮来市小泉~潮来市延方西)について、用地取得や橋梁工事などを進める。また、国道6号千代田石岡バイパスでは東田中地区の改良・橋梁下部工事、国道6号大和田拡幅では石名坂橋の上部工事、国道6号勿来バイパスでは関本町地区の改良工事、国道50号下館バイパスでは玉戸地区などの改良工事を推進する。

 交通安全事業では、国道51号鹿嶋消防署南交差点改良、国道6号小鶴西交差点周辺改良、国道51号子生歩道整備、国道51号大洗夏海バイパス歩道整備などを新規事業化した。国道51号鹿嶋消防署南交差点では、混雑などで追突事故が多く発生しているため、鹿嶋市大船津から清水までの延長約4.8km区間で車道拡幅(片側2車線化)による交通円滑化を図り、事故の低減を目指す。本年度は設計や工事などを実施する。

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