PAは上下線分離で 整備方針を公表 4車線化にあわせ供用(坂東PA調整会議)

[2019/6/19 茨城版]
 国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本、県、坂東市の4者が設置する圏央道の坂東PA(仮称)調整会議は18日、5月末に開かれた第3回会合の結果を受けて、坂東PAの整備方針と、坂東市がSA隣接型で計画する地域利便施設内に設置する機能を発表した。PAは上下線分離構造とするほか、坂東市では情報発信機能など3つの機能を盛り込んだ地域利便施設を整備する計画で、圏央道の4車線化に合わせた供用開始を目指す。

 坂東PAは、圏央道の江戸崎PA(稲敷市)から約39km、菖蒲PA(埼玉県久喜市)から約37kmとほぼ中間地点に計画している。この江戸崎PAから菖蒲PAまでの約76km区間には現在、PAやSAなどの休憩施設がなく、トイレの利用にも支障がある状況となっていることなどから、14年度に坂東市弓田地区へのPA整備が決定した。

 坂東市が計画している地域利便施設は当初、「道の駅坂東」として計画されたもの。17年度に計画地の用地取得や産廃処分費などの問題が発生したため、議会の中止決議で一時は休止状態となったが、その後、議会からPAとの関係の中で最善の方法で進めることなどの意見が出され、地域利便施設として計画を再開している。

 今回公表した整備方針によると、PAの施設配置については桜の里山を極力残し、PAや地域利便施設一体となって地域振興を図りたいという坂東市からの意見をふまえ、道路事業者は上下線分離構造のPAを整備することとした。坂東市ではPA・地域利便施設・桜の里山が一体となった、利便性・回遊性を確保したエリアで検討を行う。

 整備時期は、国・NEXCOが速やかにPA工事に着手することで、圏央道の4車線化に併せて早期供用を目指す。地域利便施設はPAと同時期の供用を基本とし、坂東市が施設の検討・整備を進める。機能分担は、国とNEXCO東日本がPA(トイレ、駐車場)を、坂東市が地域利便施設(トイレ、休憩施設、物販施設など)を整備するほか、県が関係者間の調整や地域振興のPRなどを行う。

 坂東市が整備する地域利便施設には、▽情報発信機能▽防災機能▽休憩施設──の機能を設置する。市はもとより、県の情報を発信し、魅力拡散と交流人口の拡大による地域振興に資する施設整備を行うほか、防災拠点としての機能を有する整備を行う。また、地域住民や道路利用者がいつでも休憩できる快適な休憩施設を設ける計画だ。

 設置する機能のうち、情報発信機能では市だけでなく県の地域振興や定住化につながるような地域の魅力(人・歴史・特産品・文化)を発信。防災機能では、災害時に地域住民や道路利用者の防災拠点(ヘリポート、備蓄倉庫など)としての機能を備える。休憩施設には、清潔なトイレが利用できる快適な休憩施設や物販施設などを設ける。

 地域利便施設の整備に向けては、5月に八千代エンジニヤリングに委託して基本計画の策定作業に着手しており、年度内にまとめる予定となっている。

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